1:タレス以前~タレス
哲学を学ぶって、何したらええんや??
資料読むとか?えー、何からやる?
じゃあ、とりあえず最初から?
というわけで、図鑑や教科書を開くと最初に出てくる偉人、タレスを今日は学びます。
(※ど素人が哲学を学び始める活動記録です。ひとまずここにまとめてみる。)
タレス(前624-前546)、万物の根源は水であるとした人。イオニアのタレスさん。
へー、イオニアのタレスさん。あ、当時はいろんなタレスさんがいたからイオニア(地名)のタレスさんなんだ、なるほどなるほど。
え?イオニア?どこ?
と、調べると出てきました。(https://www.sekainorekisi.com/world-history/%e3%83%9a%e3%83%ab%e3%82%b7%e3%82%a2%e6%88%a6%e4%ba%89/ 「世界の歴史まっぷ」より)
あーなるほど。ギリシャとドンパチ、攻め込まれた側なのか。タレスさんて、ギリシャ人というよりトルコ人だったのかもね、なんて。
へーなるほど。数学で定理を出したりしてる。皆既日食を当てたり、数学がすごい人だったのか。おうちが貧乏で、オプション取引なる経済的なことしたり。数学と占星術の人だったんだ。え、彼、オリーブの圧搾機、え?それまだ残ってるの?わあーお。
→幾何学+占星術 ・・・。「世界、論理的じゃね?」
あーなるほど。それで哲学の世界に入っていったのか。んー、てか、そもそもタレス以前の世界ってどうなってたん?タレスで時代区切られる、そのタレスの功績ってなんやったん?てかそもそも、文化や神話が栄え、発達するのって、どんな環境が必要なんだろうね?要素は何だ?
って気になるけど、ちょっと置いといて。タレスの功は、
:結論を出したことーー「水」
てことやろう。
タレス以前の世界は、たとえば前1200年、神話に「世界は水の塊」。この系譜は継いでるんだろうね。
その土地に根付いた神話や文化があった。その土地の人々はそれを共有し、伝承していた。
ところが、ギリシャという異なる文化が攻めてきた。
イオニアのやつ VS ギリシャのやつ。
「正しいものは?」
絶対的なものだと思っていたのに。一体何が正しいんだ?
その衝突・混乱の中、イオニアのタレスが「結論」を打ち出した。
「万物は水である」
彼は、哲学の始である。
…待って。タレスって数学の人よね?で、哲学の祖。あれ?哲学ってすべての科学の母じゃなかったっけ?これだとタレス(数学先じゃない?ていうか、そもそも哲学って何?
ここで登場、メルロポンティ。哲学を定義するとはすんごいことだ。
「哲学とは、己自身の端緒が絶えず更新されていく経験」
端緒=解決のための糸口、手掛かり
問い続ける→地殻変動→問題増殖
つまり、
当たり前→崩壊→新しくつくりなおさなきゃ!
共有→崩壊→個人単位
こういう門があるよねーと思ってたらぶっ壊れちゃって、またイチから入口つくらなきゃあ
あ、これ、「大きな物語」ですね。
※J. F. Lyotard、『ポストモダンの条件』1979。「これさえやっとけば大丈夫」、70~80's以前の、モダンの条件を支えていた大きな信念のこと。日本でいうと年功序列、終身雇用といったもの。「大企業に就職してマイホーム買って老後はねえ…」生きていればいるほど明るい未来が待っていた、産業社会の時間感覚。
「大きな物語(=みんなが信じていた、共有していたもの)」が崩壊した。
じゃあ、一体何が正しいの?何が絶対的なの?
各価値観の衝突。
面白いね、これ。繰り返してるんだ。タレスの時と。
タレス時代を例にすると、
タレス以前:土着の文化、神話(絶対的)
↓
ギリVSトル:「正しいものは何だ?」:衝突、崩壊、混乱
↓
タレス:「哲学」--ひとつの答えを出した。:結論、そして発展
「万物は水からできている」。なぜなら水は
・変化する ・運動可能 ・生命に不可欠
論理的に、断言した。演繹的推論
だから彼から哲学は始まったんだ。
これが、てつがくのはじまりだったのか。
じゃあ、タレスが哲学の始まりなら、それ以前はなんて呼ぶの?「哲学」とは呼ばれないそのエリアは何?
名前ないの?じゃあ勝手につけちゃおうか。
というわけで、命名。「神話期」
前神話期がその土地に根付いた文化や神話の時代、後神話期が衝突~タレスが哲学を打ち立てるまでの更新の間。ただ、この二つ(前・後)の明確な線引きができないから、この二つの区分は曖昧なままにしておこう。
タレスの功績は、神学があったのに、水だよねって定義しなおした、神が全部つくったって話を更新したあーー、時間切れです。活動、どうもありがとう。すごい面白かったよ。内容まとめこんなかんじになってごめん、なんかこうなった。意見あれば次言って。コメントございましたらお手柔らかにお願いします、豆腐プリン相手。今日はどうもありがとう。また次もよろしくね。
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