今、書きたいこと「キャリコンサロン編集部」#17
「キャリコンサロン編集部マガジン」、今回のお題は「今、書きたいこと」!
さあ、今、書きたいこと・・・。それでは昨日観たばかりの、映画「怪物」について書きましょうか。公開されたばかりなんで、もちろん、ネタバレなしで。
過去の作品「万引き家族」「そして父になる」などでも「家族」を描いてきた是枝監督。なかでも作品内での「子ども」の存在感が大きく、本作でも安藤サクラ、永山瑛太、田中裕子らベテラン陣を相手に、素晴らしい演技を魅せてくれます。(是枝監督、子役の使い方が本当に上手いですね)
「怪物 だーれだ」のセリフとともに、不穏な映像が続く予告編が強烈な印象(ちょっとやり過ぎかなあ)なんですが、物語自体は、とある事件が、母親、教師そして子どもたちといったそれぞれの視点から「違ったカタチ」で描かれ、進行していきます。(これは黒澤明監督の「羅生門」に代表されるストーリー構成です)
そして終結部にあたるパートは、子どもたちのみずみずしい演技が光り、危うさと切なさを内包しながら、幻想的なラストシーンへと繋がります。(ここは観ている側の判断に委ねられていますが・・)
全編にわたり、私は、「アンコンシャスバイアス」「心理的安全性」といったキーワードが思い浮かべながら観ていました。
「「怪物」探しのはてに、私たちは何を見るのかー」(HPより)
ぜひ、ご覧ください。それではこのへんで。