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有意義な『勉強会』を開催する方法

こんばんは。テトリーです。
私の部署ではメンバー全員のスキル底上げを目的とした『勉強会』をよく開催しています。そして講師に抜擢されるのは大抵の場合、ひと通り業務ができる入社2~3年目のメンバーになる事が多いのですが、本人達としては多少のやらされ感もあるようです。とはいえ、せっかく開催するのであれば有意義にした方が良いですので、今日はその辺りの部分について触れていきたいと思います。

ターゲットを絞り、テーマを考える

勉強会の講師を任されたら、まずいきなり説明資料の作成に取り掛かるのはやめた方が良いです。なぜならその前にやるべき事があるからです。具体的には、

受講者のターゲットを絞る
テーマを考える

このふたつが先決です。なぜターゲットを決めるかと言うと、説明のレベルをある程度一定にするためです。テニススクールの初級と上級でコーチが教える内容が違うのと同じですね。したがって、例えば『今回は何も知らない人向け』みたいなターゲットを明示する事で、受講者側も安心して聞くことができるようになるのです。

次にやるべきことはテーマ決めですね。『今回は●●を理解してもらう』みたいな目標を立てると良いです。そうする事で資料作成にストーリー性が出てきて印象に残りやすい説明ができるようになるのです。

一方、何も考えずにポンポン詰め込むオムニバス形式は正直頭に残りづらいです。サザエさんは毎週3話ずつ放映されていますが、終わってしばらくした後に、3つとも内容を覚えていることは難しいと思います。したがってドラマやアニメのように一貫性のあるストーリー仕立てにした方が記憶にも残りやすいのです。

時間配分とアウトラインを考える

テーマが決まったら、説明の流れと時間配分を凡そ決めましょう。この段階でもまだ資料に着手はしなくて大丈夫です。アウトラインの基本的な建て方ですが、まずは箇条書きで良いと思います。ただし箇条書きが終わったらアウトライン完成ではなく、どうやったら話の流れが伝わりやすいかを確認していきます。

『あれを話した後にこれを話したら受講者は分かりやすいかも。』
『ここは理解が難しいところだから、時間を取ってじっくり話そう』

みたいな感じです。ぜひ時間が許す限り自問自答してみて下さい。この時間こそがあなたの資料作成スキルが上がっている瞬間です。そして自分なりに考えたストーリーに納得できたら資料作成に取り掛かりましょう。

これを実践すれば、以前より理解されやすい勉強会が必ず開催できると思いますのでぜひ参考にしてみて下さい。

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