がんばれ!ジャイアン!!【感想】
2001年の短編映画 がんばれ!ジャイアン!!の感想になります
※ネタバレあり
ジャイアンといえば「お前のものはオレのものオレのものもオレのもの」というジャイアニズムが有名な、暴力的ガキ大将である
しかし、映画になると頼れる兄貴分のようなカッコ良さを発揮し「映画版ジャイアン」と呼ばれている
そんなジャイアンがメインのジャイアンの真骨頂とも言える映画、それが「がんばれ!ジャイアン!!」なのだ
ジャイアンの妹ジャイ子は漫画を描くのが好きな小学生 ペンネームは「クリスチーネ剛田」
小学生にしてはめちゃくちゃ上手い
ある日ジャイ子はふざけたジャイアンに漫画原稿を取り上げられ、街中を追いかけていたら通りがかった男の子にぶつかってしまう
ぶつかった弾みで持っていた原稿用紙をぶちまけてしまう
落ちた原稿用紙を拾い集める二人
ぶつかった瞬間、男の子も持っていた原稿用紙を落としていた
お互いがお互いの漫画を見て、同じ漫画描き同士意気投合する
彼の名前は「茂手モテ夫」
ジャイ子は彼と一緒に同人誌を作る約束をする
同人誌の件は秘密にしていたジャイ子だが、中々原稿が進まないジャイ子が心配なあまり「一緒に同人誌を作るんだろ」とを口走ってしまうジャイアン
ジャイ子が彼に好意を寄せているのを知ったジャイアンはドラえもんの道具で二人を無理やりくっつけようとする
しかしその作戦は失敗し、怒ったジャイ子は自暴自棄になって漫画原稿をばらまいてしまう
反省したジャイアンはドラえもん達に協力してもらい街中に散らばった漫画原稿を拾い集める
みんなで協力して集まった原稿用紙を見て、全部揃ったことに感謝して解散する
だが実は原稿用紙は3枚足りなかった
ジャイアンは一人で残りの3枚を探し始める
ジャイアンが残りの原稿を探している間、家では母ちゃんがジャイ子に雪が降ってきたのにジャイアンがまだ帰ってこないと話していた
雪が降ってるとは知らなかったジャイ子はサンダルでジャイアンを探しに駆け出していく
ジャイアンがまだ帰ってないことを知ったドラえもんとのび太はあの時原稿は揃っていなかったのだと気付く
そして一人で探しているジャイアンにドラえもんがこっそり道具を渡し、その道具で原稿を探し集める
残り1枚まで見つかったところでジャイアンを心配したジャイ子が駆けつけてくる
結局最後の1枚は見つからなかったがジャイ子とジャイアンは仲直りし、雪の中サンダルで駆けつけたジャイ子をおんぶして帰るジャイアン
ジャイ子は原稿が1枚足りないから今回の同人誌は諦めると彼に告げる
そこで彼がジャイ子に手渡したものがジャイ子の漫画原稿の最後の1枚だった
「1ページだけだけどとても面白かった」と…
ジャイアンってシスコンなんだよwww
デリカシーは全然ないんだけど、ジャイ子に対する愛情(※変な意味ではなく、大切な家族、大切な妹として)がクソデカ感情すぎる
そしてジャイ子もそんな兄をウザいと思いつつ、なんだかんだ優しい兄が大好きなのだ
ドラえもんも妹(ドラミ)がいるからジャイアンの気持ちはわかるらしいw
のび太に対して厳しいジャイアンだが妹には甘いのだ
この映画は短編ながらジャイアンの良いところが凝縮された、まさに映画版ジャイアンのメイン映画なのだ
ジャイアンの声がたてかべ和也さんでジャイ子が青木和代さんなのも、のぶ代ドラ世代には刺さりまくる
ジャイアンとジャイ子の兄妹愛が暖かい気持ちになれる映画だと思う
ドラえもん好き、ジャイアン好き、のぶ代ドラ世代、映画版ジャイアン好きな人にはものすごくおすすめしたい
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