
2024年を振り返って
今更ですが…
私にとって2024年は空虚な年だった。
新しい道を行こうと話し合い、PTSDを抱える夫が職場を退職。
うちの親を頼り、祖父母の住んでいた空き家に住まわせてもらい、夫は療養+勉強、私は勉強に集中するはずだった。
当時、これでしばらくはゆっくりと夫の回復を待つ、穏やかな時間が訪れると思っていた。
祖父母の住んでいた家は私の実家から1時間くらいで、
今まで知り合いも誰もいない土地で暮らして来た時に比べて安心感もあった。
しかしその読みが外れた。
夫の療養+勉強のバランスが悪くなり、療養の方が疎かになり出した。夫の精神状態は悪くなり、鬱超初期に比べればマシだが、少し回復した分攻撃性が上がっていた。
攻撃の矛先は私に向いた。
小さな言い争いは退職前から絶えなかったが、
小さいと見過ごすことのできない言い争いが増えた。
夫は冷静さを忘れて、私を怒鳴り散らした。
部屋に閉じ込められた。
わざと私が傷つくような暴言をわざと吐いた。
日常的に繰り返されたわけじゃないが、私にとってとても怖く苦しく傷つき心が折れた時だった。
しばらくして私は布団から起き上がれなくなった。
勉強ができなくなった。
私たちは和解して仲良く穏やかに暮らした。
旅行に行ったりもした。
でもどこかで怒鳴り暴言を吐く夫の姿が忘れられない。
今度は私の調子が悪くなった反面、夫はだいぶ回復し勉強+療養の生活をうまく送っていた。
数ヶ月、私の心が折れてから夫に対する愛情とかこれからやっていけるかみたいなことを1人で考えていた。
でも最後には結局、普段は優しく楽しい人でもああいう酷いことができる人なんだよなという答えに戻ってきた。
夫は私のことを好きと言ってくれるが、
そうやって愛を示してくれるより、あんな暴言言わないでいてくれた方が嬉しいと思った。
だから離婚を決めた。
夫はすんなり離婚に応じでくれて、私の不調は自分のせいだと言っていた。そして穏やかに離婚した。
離婚したからと言ってまだ夫は元の家に住んでいるし、私や私たち家族と連絡も取る。
普通に会って話すこともあるし、お互いで協力して離婚関係の事務手続きをする。
決して夫との関係は悪くなくて、むしろ仲良い友達くらいで過ごしている。
でも戸籍上夫婦ではなくなった。
今の私には寂しいような、自由になれて嬉しいような難しい感情が渦巻いている。
心に大きな傷を負い辛い思いをした夫を、自分なりにできるだけ支えてきた。
それを今離婚して支えることを放棄して良いのか。
こんなことで離婚して良いのか。
実家の家族にまた迷惑をかけてる。
全部私が弱い故なのではないかと思う。
そういう自分を責める気持ちは大きいが、
また私個人として生きる機会が来た喜びみたいなのがある。