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1冊1万円超えの怪しげな本を買った

そんなに高いのに「理解できる方と出来ない方に分かれる」という。
1万円が紙くずになるか、もしかすると1万円以上のものになるか。
そこには「全てを信じないで」という注意書きつき。

たまたまこの本を紹介している方のブログを読んで、半端じゃなく怪しい!という第一印象に反して、何故か猛烈に読みたくてたまらなかった。
自分は何故か理解できる側にいるような気がした。そして、買ってしまった。1冊1万円を超える本を。

内容も内容なので、夫にちょっと嫌味を言われた(笑)

先日届いて、あっという間に読み終えた。

冒頭で謎の単語が沢山出てきた時には脳が本をよむ事を拒否して「ああ、私は理解できない側なんだ」とがっくりしたのだけど、途中からぽつぽつと理解出来る文が出てきて、その理解できる部分が今まで自分がここ数年ふんわりと持っていた感覚とマッチしすぎてドキドキした。

そこからは一気に読めた。

いや、とても失礼だけど、これは結構、かなり、怪しい本である。

宇宙が、神がそう言っている、ということがベースにある内容なので。

俗に言うスピリチュアル系というやつで、私は正直スピリチュアルはそんなに信用していない。むしろ怖いと思う側だった。
なのになんでこのスピ感全開の本に惹かれてしまったのか…。

本の中で書いてある事をざっくり書くと、世界は2500年周期でヒルの時代とヨルの時代がある。今まではヨルの時代だったが、今からヒルの時代に転換していく転換期であるということ。ちなみにその転換期を大きく動かしたのは世界規模のパンデミック。これで世界が大きく動いた。

ヨルの時代は、汗水垂らして働き、金を稼ぎ、楽しむことより苦しむ事をする、自分のためにより他人の為に行動する時代だった。だが、これから来るヒルの時代はその逆だ。

働くのは一ヶ月に10日程度でいい。何より自分が楽しいことを仕事にしていく時代。他人におせっかい焼くぐらいならまず自分が良くなるように行動し、それが結果として周りを幸せにする。お金に惑わされなくても各々が生きているだけでお金なんて必要ない世界になっていく。

ヨルの時代を生きる人は「弥生」の人間で、ヒルの時代を生きる人間は「縄文」の人間である(本の中ではオリジナルの漢字や単語が色々出てくるけどここでは一般的な単語で書いています)

これからは弥生の人間がどんどん減って、縄文の人間が増えて行くそうな。縄文の人間というのは、ここ数年で入れ替わった宇宙からのエネルギーを受け止めることによって、人と群れず、自分がやりたいことをやり、楽しむ。そして、それによって結果的に周りが幸せになる。

そういう行動を取っていると世界が自然とその行動を後押しするように動く。

ここ、これですよ。

もう、私、どう考えても縄文なんです。

私、何回かイベントを主催したんだけど、誰かのためというよりは自分のためで。自分のために勝手に突っ走ってるのにいつの間にか周りに人が集まってきて、あっという間に神輿に担がれて実現した。
しかも結構な規模のことをやったのに、どのイベントも私がお金を出すことはほとんどなかったのです。周りから自然と集まってきてて。

そして、自分がやりたくてやっただけのことなのに、おわったあとには沢山の人から感謝のお言葉を頂いたりもしたのです。凄い達成感で気持ちよかった。

行動した結果、勝手に実現のための人や物質が絶妙なタイミングで自分の手に飛び込んできた。あれはすごく不思議だった。

実際、自分のしたいことを仕事にして人生好転してる人増えてるよね?フリーランスもめっちゃ増えたし、自分のやりたいことを貫いてる人、どんどん増えてる。

縄文の人間はどんどん感性が鋭くなっていて、この先どんどん自然と融合していくらしいんですよね。感覚過敏の子が増えてるのもその影響だとか。

頭おかしいと思われそうだから心の隅にそっと隠してたんですけど、最近私自然と会話してるんですよ。

偶然外に出たとき、とてもキレイな景色が見られた日には「こんなきれいな景色を見せてくれてありがとう」って普通に自然に呟いてるんですよ。

今まできれいな景色を見てもこんな気持になったことなくて、ここ数年で急にそういう言葉がごく自然に自分の中から出るようになったというか。

人の中にいるより、自然の中にいたくなっている。
人の集団に入るぐらいなら自然の中にいるほうがホッとする。

4年前。会社勤めをやめた。

その数年後、絵を描くことを仕事にし始めてから毎日楽しい事がたくさんある。

毎朝早起きして30分ぐらい絵の練習してるんだけど、楽しいから全然しんどいとも思わない。続くのすごいって言われるけど、楽しいからやってるだけだし。
そんなに絵を描いているのにさほど収益に繋がらないんだけど、その現状に焦ってない自分もいる。

楽しく描けてるからなんとかなるわ、みたいな…根拠のない自信のようなものが腹の底にあって、いやいや、このままじゃ将来やばいだろ、自分おかしくなってない?って心の奥にいる別な私が不安を煽るんだけど、その不安も気付いたらどっか行ってしまう。

この「楽しいからなんとかなるんじゃね」って思ってる自分を全力で肯定してくれてるような本で、未来がこういう方向に行くならもうこの先の人生、毎日笑ってられるじゃん!って思いました。

もちろん全てを信じ過ぎないほうがいい事もわかった上で、どうせなら楽しい未来を思い描く方が生きることが楽しいんじゃないかなって。

もしかして戦争が起こるかも、もしかしてコロナにかかって死ぬかも、もしかして地震や津波が来るかも。そういう起こるか起こらないかわからない未来を案じて不安を抱えて生きるより「これからは自分の好きなことを好きに楽しんで生きる人の魂が救われていく時代になるらしい!」って思ってる方がいいじゃないですか。

そこで怪しげな壺や薬に手を出したり、誰かに強制的に布教しないなら。

**

今、マンガの流行りとかも見てても「同性愛」関係の盛り上がりが凄い。
なにかに付けてBLだの百合だのって、前々からそのジャンルはあったとは言え、ここ数年で突然盛り上がってきてる気がしている。

LGBTが認知されてきているとはいえ、異性愛より同性愛ジャンルのほうが今は強いんじゃないかと思う。一般的には異性愛の人が多いはずなのに、何でこっちの需要が伸びるんだ?と不思議だった。

そして異性愛だと「友達からの発展」系のお話がすごく多いんですよ。
それこそ、私も描いちゃってるけど、幼馴染系すごく多い印象あります。

これもある程度この天縄文理論で説明されてるらしい。
今回買った本には書いてないけど、本を読み終わったあと興味が沸いてYou Tubeいくつか見てたらちょこっとそういう話があった。

魂で繋がるパートナーとは子どもは設けない。
友情で繋がるパートナーと子を成すみたいな話。

今の地球は人が多すぎるから、この先、子を成さない魂のカップルが増えていくんだとか。そうか、同性愛は魂で繋がるパートナー…!
そして幼馴染からの恋愛は友情からだからこその異性愛…!

実際うちの夫婦も、友情で繋がってる感があるのだ。
「愛してる」というより「ズッ友だよ★」っていう感じ。

世界の転換期だから、これが世間で流行ってきているのか…!

何となく感じていた世界の変化に対して、勝手に「ガッテン!ガッテン!」ってなってしまってめちゃくちゃ楽しかったです。

結構ぶっとんだことを書いてるとこもあって、案外そこも賛同出来たりしたけど、それはさすがにヤバい人になりそうなので書きませんw

そんで、現代で発達障害にされる人間って多分、縄文の人間だと思いました。10人に1人ぐらいはいると言われている「自閉症スペクトラム」の要素を持つ人間。

わたしたちはきっと、これから来る時代の土台を作るためにいたんだ…(中二病発症)

ずっと考えてたんですよ。

現代社会で発達障害にされる側の人間がいつかマイノリティからマジョリティに転換されることがあったら、今のマジョリティ側が今度は生きづらさを感じるんだろうな、って。

自分が感じてきた生きづらさって基本的には「理解してくれる人が少ない→少数派だから」であって、間違っている感性だとは思っていないんですよね。
でも「自分のやりたいことを好きにやって人生楽しんでる人」みたいな人といると全然生きづらさみたいなものを感じることがなく、むしろ共感することが多くてめちゃくちゃ楽しい。

誰かに合わせることが上手に出来ず、自分のやりたいことだけを好きにやる人が多数派になったとき「周りに合わせて足並み揃えながら誰かの為に動く」人が、今度は生きづらくなるのかもしれない。

これからの時代、もしかして自分はマイノリティ側から少しずつ外れていけるのかもしれないと思ったら、これまたワクワクが止まらない。

長くなった。

今はまだ理解できてない部分でも。世の中の変化で何か不思議だと感じることがあったときふと開いたらまた新たに「ガッテン」出来るかもしれないな、なんて思った。

面白かったです!


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水谷アス
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