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「創作リタイア癖」にかかりたくない小説家のタマゴへ
以前、「創作リタイア癖」についてつぶやいたら2.8万人くらいに届きました。
「創作リタイア癖」ってご存じですか? 長編小説に多いんですが、途中までつくっては完結させず、また次の作品をつくり始め完成させず、それを何度も繰り返すこと。本人は「もっとおもしろいアイデアが浮かんじゃったから」というけど、クセになるとなかなか治らないので、気を付けてくださいな!
「創作リタイア癖」ってご存じですか? 長編小説に多いんですが、途中までつくっては完結させず、また次の作品をつくり始め完成させず、それを何度も繰り返すこと。本人は「もっとおもしろいアイデアが浮かんじゃったから」というけど、クセになるとなかなか治らないので、気を付けてくださいな!
— イワサキ160/見習いアイドルプロデューサー (@produced_by_ti) March 11, 2023
これだけの反響があったということは、
「自分は創作リタイア癖があるのでは?」
「もしそうなら、直さないとまずいぞ」
などと思った人がそれだけたくさんいる証拠。
ということで今回は、創作リタイア癖を断ち切る、あるいは、そうならないようにするにはどうすればいいか、解説していきます。
▼未完成をいくら作っても評価されない
結論を先にいってしまうと、「誰かに見られている」という環境に自分の身を置けばいいんです。
なぜでしょうか。
創作リタイア癖とは、簡単にいうと「毎回のように、創作中の作品を未完成のまま放置して、次の作品に取り掛かることを何度も繰り返してしまうこと」です。
長編小説はとくにそうなんですが、最後の1行まで書いて作品を完成させるのは、なかなか大変な作業。
仮に1日あたり原稿用紙1枚分にあたる400文字を書き進めたとして、12万文字の長編を最後まで書きあげるには、300日かかるわけです。
1日1000文字書いても120日、およそ4カ月。
その間、すごく筆が乗る日もあれば、まったく筆が進まない日だってあるでしょう。
まったくアイデアが出てこない日が続いたり、逆にもっと面白くなりそうな新作のアイデアが出てきたら、そりゃ今取り組んでる作品を放置したくもなりますよね。
ただ、小説って最後まで書き切って完成させて、はじめて「作品」と呼べるんです。
未完成の小説は、そこまでどんなに面白くても作品ではありませんし、評価だってされません。
なので、創作リタイア癖があると、どんなにがんばっても評価されないです。
▼無理やりにでも完成させる
「創作リタイア癖の怖さはわかったけど、どうやって直したり、かからないようにすればいいの?」
と思いますよね。
これに対抗する方法で最もいいのは、「無理やりにでも完成させる」です。
今、きっと「無理やりにでも完成させるためには、どうすればいいんだよ?」と考えたはず。
その方法こそが、最初にいったように、「誰かに見られている環境に身を置く」なんです。
そんな環境下で「私は作品を完成させます!」と宣言すれば、それだけで創作リタイア癖を直したり、距離をおくことができます。
「え? そんなことでいいの?」と思った人もいるでしょう。
ですが、僕ら人間というのは、そうやって誰かに宣言すると、
「ああやって言っちゃったし、達成しないと恥ずかしいぞ」
と感じて、恥をかかないために必死になってクリアしようとするもの。
これはみんな思い当たることがあるはず。
ですので、「途中でリタイアしたりせず、最後までやり切って完成させる」と周知させることで、なにがなんでもやり遂げようとするんです。
付け加えると、「9月末までにこの小説を最後まで書くぞ」というように、締め切り込みで宣言するとさらにいいでしょう。
▼創作リタイア癖になりたくないなら「みんなの挑戦部」へ
と、ここまで読んで、
「よくわかったし、創作リタイア癖は絶対に直したいんだけど、そもそもそんな環境はどこにあるのかいな?」
と考えた人もいるかも。
そんな方々のために先日作ったのが、「みんなの挑戦部」なんです。
詳細は下記記事を読んでほしいのですが、簡単に説明すると、ツイッターでハッシュタグ「#みんなの挑戦部」をつけて、
「今日は1000文字書いた」
「1時間で1枚イラストを描けた」
「漫画を公開した」
などとつぶやこうというもの。
それらすべてのつぶやきに対して僕が「いいね」をつけていくのが「みんなの挑戦部」なんですが、ここにたとえば、
「9月末までに完成させる。今日は400文字進んだ! #みんなの挑戦部 」
というようにつぶやくわけです。
「みんなの挑戦部」は、誰かに見られている環境ですし、しかも宣言付き!
これで、途中でリタイアしてしまう可能性はググっと抑えることができるでしょう。
少なくとも僕は必ず見てますし、1いいねではありますが、ちょっとしたモチベーションアップにもつながるはず。
いかがでしょうか?
みんなの挑戦部は、入るも抜けるも自由です。ただハッシュタグを付けて今日やったことをツイートするのみ。
それだけで「創作リタイア癖」にかからないのであれば、やってみる価値はあるのではないかと!
ということで今回は、「創作リタイア癖」にかかりたくないクリエイターのタマゴへという話でした。
さて。
みなさんが創作に挑戦しているように、僕も挑戦していることがあります。
アイドルグループを起ち上げ、12月に100人規模の単独お披露目ライブを開催します。
そのために5月からオーディションを行い、メンバーが先日決まり、12月に向けて着実に動き出しています!
そんなグループのツイッターアカウントを作ったので、よろしければぜひフォローをお願いします!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!