#004 心地よい春の風が、皆様にも吹きますように
香川県東かがわ市松原にある、白鳥神社。
境内の奥には、日本の白砂青松100選にえらばれた「白鳥の松原」が広がっており、辺りは瀬戸内海国立公園に指定されている。
白鳥神社といえば、最近は「あぁ、あのかざぐるまの神社ね!」と認識されるようになってきた。
この取り組みは、2021年9月から始まり、現在も継続中である。今の時期は桜、夏にはひまわりなど、季節に応じたスペシャルかざぐるまも登場する。
ふわ〜っと吹いてくる風を受け、かざぐるまがカタカタカタと回りだす。と思えば、ピタッと動きを止め、次の風を静かにじっと待っている。
たくさん並んだかざぐるまが、一斉に回りだすことは、ほぼない。あちらが回ればこちらが止まり、こちらが回ればあちらは静かに黙っている。
静と動の対比、回るものと回らざるものの個々なる主張。西洋占星術でいう「風の時代」を象徴するかのように、自由に生きていいんだよ!と、伝えてくれているような気がする。それは、コロナウイルスがもたらした、新しい生き方を表しているようにも思える。
本日、2023年3月20日の香川県の新型コロナウイルス感染者は7人だった。いまの状況は、もうアフターコロナと呼んでいいのだろうか。
コロナ禍でなくなったとしても、白鳥神社のかざぐるまをずっと見ていたいと思うのであった。
▼香川歴4年の「私」が見た、さまざまな風景をお届けしています。毎週末更新予定。
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