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あそびの引き出し Vol.7

こんにちは親子体操インストラクターの杉本です。

苦手なことに対してのやる気の出させ方ってなかなか難しいんですよね。


「得意なことは伸ばす」
これは今となっては当たり前のことですが

「苦手なことは…」となった時に
やらせるのか、やらせないのか

迷うときはありませんか?

苦手なことをやらせるとそのこと自体が嫌いになるデメリットがあります。苦手なことをやらせないとそのことが一生の苦手になる可能性もあります。


さて、どちらがいいのでしょう?

挑戦のさせ方はいろいろあります。
一番のお手本は松岡修造さんの言葉がけですけどね(笑)

「やってみよう!」
「〇〇ならできるよ!」

といった言葉がけもいいですが、
僕がよく使うのは

「これ、できる?」

子供はできない事や初めての事でも見ればできると思うことが多いです。
もちろん、難易度にもよりますが。


子供の自己肯定感を少しくすぐって、
「やっぱできないかなぁ?けっこう難しいよ。」
というような言葉がけをすることで子供の挑戦する心を刺激することになります。少し参考にしてみてください。


今回はアイキャッチにもあるようにレジ袋を使ったあそびも紹介します。

1、川跳び越し

【遊び方】

①親の上に手を着き、手をついたまま横にジャンプします。

行ったり来たりしてジャンプしてみます。

②次に大人が寝た状態で同じようにジャンプします。

大人の足に引っかからないように少し高くジャンプします。

③ここまでできたら「着地した後におへそを反対方向に向けてみて」
といった感じでジャンプ後に足を回転させて身体を反転してみます。

これは側転の予備動作になります。

あとは床の上で同じようにやってみたり、足(お尻)を高く上げて回転することで側転が自然にできるようになっていきます。

【運動の解説】

腕支持力

回転感覚

バランス感覚

①の時点ではジャンプの運動だけですが、②、③と発展していくにつれ
身体の使い方や負荷が加わり側転につながっていきます。

小学生くらいになって床の上でいきなり側転をやろうとしてもなかなかうまくいきませんのでこういった運動で自然と側転が身についていくといいですよね。

2、白刃取り!

【遊び方】

①頭の上から手を振り下ろし子供はタイミングよく止めます。

②横からも上からも続けてやってみます。

大人は子供の動きに合わせて手を動かしてくださいね。


【発展形】

忍者の設定で手裏剣を投げるふりをしてみたときは

下から手裏剣→ジャンプ

上から手裏剣→かがむ

という動作を加えてみますと反射神経や判断力を刺激するようになります。

【運動の解説】

判断力

タイミング

反射能力

相手の動きに合わせて自分も動くという動作はあらゆる運動で必要になってきます。
俗にいう「運動神経がない」と嘆いている方はわりとこういった運動が苦手な方が多いです。何かの動きを習得したいときは一人で練習、トレーニングすればある程度上達します。でも相手がいないとそれを実践することができないですね。
親が相手という状況はいろいろな運動の応用につながってきますのでぜひたくさん取り組んでみてください。

3、足抜きまわり

【遊び方】

鉄棒の足抜きまわりの練習になるあそびです。有名な運動あそびの一つですが上手にできるようになるとステップアップできるあそびの一つです。ぐるりんぱなどと呼ぶこともあります。

①子供の手をしっかり握り大人の身体を登っていきます。

②手と手の間に足を入れ、そのまま回転します。

③まわりながら着地しにいきます。足が逆さのまま止まってしまう時は大人のお腹で押し出す感じで回してあげましょう。

④確実に着地します。この時に大人の手が高いと子供の肩を痛めることがあるので子供の高さに合わせてあげてください。

【発展形】

①尻上がり

着地をした状態からジャンプして元に戻ります。身体の反動やジャンプ力を必要としますので4歳後半~5歳くらいからできるようになってきます。

②スーパーぐるりんぱ

子供に「高くジャンプして、お父さんの身体を触らないでまわってみて!」という感じに声をかけてみましょう。

自分で回転する感覚を覚えると逆上がりの予備動作にもつながってきます。

足抜きまわりがスムーズにできればこちらもできますし、何より子供はこちらの方が喜びますので、体力と相談しながら遊んであげてください(笑)

【運動の解説】

回転力

逆さの感覚

高さ感覚

柔軟性

逆さを克服するとこういった運動がとても楽しく感じるようになってきます。
また、鉄棒の足抜きまわりも同様の動きでできますので、何度もあそんで鉄棒による逆さ、高さへの恐怖心を取りのぞいておく事が大事です。

また自分でまわる、回転する運動というのは日常生活の中で行わない動きですので、やはりこういった運動経験は積んでおく必要はあります。

4、レジ袋あそび

今回はどの家庭にもあるレジ袋を使ってのあそびを紹介したいと思います。
大きさは40cm~50cmのものを使用しました。

4-1 レジ袋ヒコーキ

細長く伸ばして投げてみます。なかなかきれいに飛ばないことが多いですが投げ方のアドバイスやお手本を見せながら遠くに飛んだら褒めてあげてください。

4-2 バランス

手の上に乗せてあげてそっと手を離します。
一人でできるか挑戦してみましょう。

4-3 レジ袋キャッチ

ただキャッチするのではなく、袋の口を広げた状態で落としてその中に手を入れます。

やり方がわかったら離れた所から動いてキャッチしてみましょう。

4-4 レジ袋綱引き

タオルでも紹介しましたが、物を変えても楽しく行えます。

4-5 風船あそび

口を縛って風船にしてお互いラリーをします。
風船よりも強く打たないと飛びませんし、落下速度も速いです。目標回数を決めるなどして行なってみましょう。

4-6 落とさないで捕れるかな?

丸めたティッシュやもう一枚のレジ袋などを投げ、レジ袋の袋でキャッチします。はじめは広げるだけの場所に投げてあげ、徐々に移動させるなどレベルを上げていきましょう。

4-7 スケートあそび

レジ袋を2枚使用し両足で乗ってみます。スケートのように足を滑らすように移動してみます。
次に両手を引いてあげ、レジ袋が足から脱げないように滑ってみてください。

4-8 ポイポイ入れちゃおう!

持ち手がジャマにならないように袋の口を広げて置きます。少し離れた所からティッシュなどを投げて入れてみましょう。

4-9 ブランコ!

補強の為レジ袋を2枚重ねてください。
中に子供が入り、左右に振ってあげてください。20㎏くらいだとけっこう重いです(笑)持ち手が破けないように注意しながら行ってください。

4-10 結び方教室

曲げた形が残るので紐で結ぶよりも結びやすいですよ。
これだと立った状態から結ぶ練習ができます。

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杉本輝雄
いただいたサポートはまずモデルと写真を撮影してくれた子供たちに使わせていただきます。あとは自分の親子体操普及活動の為の物品購入に充てさせていただきます。