得意なことがない平凡な私の強みとは
これは、「多重知能理論」の生みの親であるハーバード大学教育大学院教授のハワード・ガードナー博士の言葉です。
多重知能理論を知ると自分の強みがわかり、自分の可能性を信じられるようになり、なんだか元気になるそうです。
でも、多重知能理論って聞くだけで難しそうな言葉です。そこで、入門書を探してみたところ、ありました!「自分の強みを見つけよう」
帯には「多重知能理論」による知能の伸ばし方。。。と書かれています。これは、面白そうです。
多重知能とは何か
ガードナー博士は知能を「人が問題解決を行う際に使う力」と定義し、その力を以下の8つに分類しています。
・論理・数学的知能
・言語的知能
・音楽的知能
・空間的知能
・博物的知能
・身体運動知能
・対人知能
・内省的知能
私たち人間はこの8つの知能を持っており、その強弱がその人の知能の個性となります。私たちは普段の生活の中で自然と自分が得意とする複数の知能を組み合わせて暮らしているのです。
多重知能理論によれば、人は8つのすべての知能を開発することができるそうです。能力は使えば使うほど伸びていきます。ただし、ある知能を開発することに時間をかけると他の知能を開発する時間がより少なくなります。ということは、自分の好きなことや得意なことを重点的に伸ばすのがいいですよね。
知能の伸ばし方
私の場合は、子供の頃から得意なことは特になく、なんでもそつなくこなし平均的です。好きなことも遊ぶこと全般で特定の趣味はありません。やはり、知能も大きな差がなく「サーチライト型個性」です。
私の場合は、看護師の仕事が専門的活動に当たりそうです。看護師の仕事にも色々ありますが、総合病院で師長をしているので、8つの知能それぞれが必要です。真面目にコツコツ仕事をしているだけで、8つの知能がじんわり少しずつ強化されているようです。
例えば、私の場合は、新しい治療方法の説明を聞くときに、言葉や文字でも説明を受けますが、映像によるイメージでの説明や、根拠なども示されると、理解が早く深まります。
自分の多重知能を生かす
自分の多重知能を生かすために、2つの方法が記載されていました。
1つは、解決しなくてはいけない問題が起きた時や、何かしらの答えを導きだしたい時に、ひとつ答えが出た後に、それで満足せずもう一つ別な方法を考えます。「今出てきた答えは、一体何の知能を使っているのかな?」と反復して考える訓練することで、自分はいろいろな考え方ができるんだということが自覚できるそうです。
もう一つは、学習のエントリーポイントを変えて、いろいろな方法を試してみるとです。そうすると、自分自身が持っているさまざまな知能にアクセスすることができるようになるそうです。
感想
仕事中も知能の開発を意識してみたら、仕事もさらにワクワクしますね。そして今日、noteを書くことで「論理・数学的知能」「言語的知能」「内省的知能」が少し鍛えられたかもしれません。
こだわりの強い私ですが、平均的な個性知能を生かすために、一つの方法に固執せず、発想力豊かにいろいろな方法を考えてみたいと思います。平均的なのは天才になれないからつまらない感じがしましたが、仕事が8つの知能全部必要なので、平均的なのが逆に今の仕事に向いていたと言うことだなと納得。自分の個性知能を知ることで、自分のこれからの在り方、努力の方向性もわかり腑に落ちた感じです。仕事を通してこれからも地道に知能を磨いていこうと思います。
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