未来なんてわからんわ!って話。そして「私なんて」と言わない方が得するよって話。
「私なんて…」が口癖になってない?
数年前の私に言ってやりたい!
その言葉使わなくなったら、とんでもない方向に人生が進んでまっせ!と。
なーんにも取り柄なんてない。むしろ人様に迷惑をかけてきた学生時代
千葉のド田舎に生まれ、中学から東京へ上京。田んぼしかない田舎から、大都会へ出てきた私は、まるで犬が散歩に連れて行ってもらえるときのような興奮状態。何もかもが目新しくて、かっこよくて、楽しくて。
私の通い始めた東京の中学校は少し特殊で、中学生なのに先輩たちは金髪にヴィトンのバッグ、化粧は当たり前。学校は来たり、来なかったり。(いや、ヴィトンってまじでどんな中学生や!)
田舎者の私は、「おお!東京では中学生で髪染めて、化粧するんだー!」と間違った解釈をしてしまった。そして「じゃあ郷に入っては郷に従えですね。はい、私もー」ということで髪を染めてみたり、プチ悪さをしてみたり。(もう、ホントただのアホ)
その後も偏差値50の平均高校に行き、お金さえ払えば誰でも入学できる専門学校へ通い。特に「取り柄」なんていえるものはないまま大人になってしまった。
「私なんて」を連発しまくるカナダ生活
海外での生活に猛烈な憧れを抱いていた私はカナダに行き、知人の紹介で語学学校の事務スタッフになった。
そこで上司から
「マーケティングの部署が人手不足なんだけど手伝える?」
「ホームステイの業務もやってくれない?」
と相談を受けるたびに、あの口癖が……。
「私なんて英語もジャパグリッシュだし、知識ないし、不安しかないです。」(私流、片言の英語を「ジャパニーズ×イングリッシュ」でジャパグリッシュと言う。)
そしてしまいには「私にできると思いますか?」なーんてことを上司に聞き返す始末。
あの時の上司の顔を忘れることはない。「あんた何言ってますの?やるの?やらないの?どっち?」と実際には言われていないけども、そうゆう顔だった。
海外では特に「私はアレとコレができます!」とできることアピールする文化なのに対して、日本は謙遜の文化にプラスして自己肯定感低い人多いなという印象。自分もなのだけど。
できること、好きなことをアピールし始めたら、収入が倍増した
カナダ人と一緒に2年間働き、徐々に「私なんて」は減り、自己アピールができるようになってきていた。
日本に帰ってきて「私にはこれができるんです!」と伝えて面接を受けたら外資系の大手旅行会社に受かってしまった。収入もこれまでとは比べものにならないほどにアップ。
内心ビクビクだったし、話は軽く盛ってたし、桜木花道のようなツヨツヨな自己アピールができたわけではない。でもちゃんと伝えた姿勢がよかったのだと思う。
そして今は訳あって複業フリーランスをやっているわけだけど、面白いようにキャリアがピボットしていく。
コミュニティ運営に興味あるなーと思っていたら、たまたま応募が出ていて、数か月コミュニティマネージャーとして働かせてもらった。
広報PRってどんな仕事なのかな、やってみたいなーと思っていたら今は広報PRとして働けている。
さいごに言っておきたいこと
「気になる」レベルでもそれを声に出して言ってみることで、やりたい仕事に繋がっていくのだと体感中!そんな私がやってみたことを3つ書いておこう。
【ちょっとやってみたこと➀】
パートナーであるカナダ人の彼に「もっと自信を持て!」と言われ続け、少しずつ「自分のできること」に目を向けるようにした。(「The私なんてちゃん」が邪魔し続けていたので、彼に私のいいところ5個言ってもらたりなんかして。)
【ちょっとやってみたこと②】
ベストセラーにもなった『嫌われる勇気』を読み、自分のできないことも受け入れる「自己受容」にチャレンジしてみた。
【ちょっとやってみたこと③】
自己投資と思って女性向けキャリアスクールに入り、ライティングを学んでみた。お試しのつもりでやってみたライティングが思った以上に楽しく、何本か自主的に記事を執筆。「武器」と呼ぶにはまだまだ磨きのかかっていない状態ではあったものの、「ライティングができます!」と言い続けた。
もしも「気になる職種があるけど、私なんて……。」と思っている方がこれを読んでくれているとしたら、お伝えしたい。
あなたが思っている以上にあなたを求めている人がいます!この世の中のどこかには!だからもう「私なんて」って思わなくて大丈夫よ。
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