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アレルギー性鼻炎と週刊少年ジャンプ

小学生の時に、うんちをする時は、本や雑誌、漫画等を持ち込む習慣がついた。今では、基本的にスマホを持ち込んでいる。

僕は、なんとなく時間を過ごすのが嫌なのだ。学生時代は、帰宅するなりテレビをつけて、パソコンを開き、音楽をかけながら、食事をする、みたいな生活をしていた。色々もったいない、、、

今は、noteを書きながら、昨日復活放送したくりぃむしちゅーのオールナイトニッポンを聞いている。見てないが、左斜め前のテレビでは、フワちゃんが占いを受けている。


先程、うんちをしようと思った。しかし、スマホは電池切れで充電中。

「久しぶりにそのままトイレ行くか」と思ったが、ふと、唯一全巻持っている漫画。ドラゴンボールの42巻(最終巻)を机の棚から取り出し、トイレに入った。

子供の時に何度も読んだドラゴンボール。

中学時代、その田卓研の1歳年上。トモ君から、全42巻を約1000円で買った。それから、毎日ドラゴンボールを読んでいたので、場面を言われると、「何巻の何ページあたり」までは言えるくらい読みまくった。


そのドラゴンボールを久しぶりに読んだのだが、面白い!というか感動してしまった。読みながら、悟空、ベジータ、ブウ、サタン、デンデ等、登場人物全員、鮮明にアニメの声で脳内再生される。(半分以上は、まろにえーるTVかもしれない)


「あーいつ読んでも、ドラゴンボール面白いなー」と思いつつ、とある記憶が蘇った。


幼稚園からか、小学生からかなのか。僕はしょっちゅう耳鼻科に通っていた。毎週1回なのか2回なのか、覚えていないが、とにかく僕は耳鼻科へ定期的に通っていた。

始めは横浜市青葉区の耳鼻科。1995年に神戸に転校してからは、神戸市須磨区の耳鼻科に通った。

ここからは明確に覚えている。神戸では、毎年小学校の定期健診で引っかかり、耳鼻科に通うことになる。

耳鼻科では、まずレントゲンを撮られ、鼻のあたりが白く濁っている写真を見せられ、「アレルギー性鼻炎ですね」と診断されるのだ。

何か月か耳鼻科に通い、またレントゲンを撮られると、白い濁りが無くなっており、「治りましたね」と言い渡されて、耳鼻科通いが終わる。


そして、翌年。小学校の定期健診で引っかかり、全く同じ流れで耳鼻科に通うことになる。

これを2年経験し、小学6年生になった定期健診でも同じ診断をされ、母親に言った。

「どうせ、治ってもまた耳鼻科に通うんだから、耳鼻科に行かなくていいよ」「鼻炎なんて、インフルエンザみたいなもんだよ。きっと俺は、寒くなったらアレルギー性鼻炎になる体質なんだ」「だから金も時間ももったいないから、耳鼻科には行かない」

と母親を言いくるめ、小学6年生から耳鼻科には通わなくなった。

僕は今でも鼻や喉が弱く、冬になり寒く乾燥すると、鼻水が出て喉が痛くなる。これは花粉症みたいなもので、完全に諦めている。


耳鼻科に通っていた1990年代中盤あたりと言えば、ジャンプ最盛期。

ドラゴンボール、るろうに剣心、マキバオー、こち亀、ラッキーマン、ぬ~べ~、ダイの大冒険、ジョジョ、ターちゃん、BØY、マサルさん、ワンピース、タケシ、などなど。大人気漫画が目白押しだった。

その中で、小学生の僕が読んでいたのは、テレビアニメでやっている漫画だったと思う。ストーリーの途中から全く知らない漫画は読めない。

ちなみに、ダイの大冒険は、昔アニメでやっていたので読んでいたが、数か月最後までストーリーが全く分からなかった。


その中で、記憶に残っているのは。

ドラゴンボール、魔人ブウ登場シーンにて。

僕は魔人ブウは、黄色だと勝手にイメージしていた。なので、アニメでピンクの魔人ブウを見た時は、これじゃない感が半端なかった。


地獄先生ぬ~べ~にて。

僕はお化けや妖怪、怖いものが苦手なので、いつもビビりながらぬ~べ~を読んでいた。ある時、ページをめくると、2ページまるごと気持ち悪い妖怪の顔が描かれていて、思わず「うわ!」と仰け反ってジャンプを手放してしまったことがある。

それ以降、ぬ~べ~は、読めなくなってしまった。もちろんアニメも見れなかった。


ワンピースにて。

1話目をジャンプで読んだが、こんな大ヒット漫画になると思わなかった。その後アニメが放映されると、主人公ルフィの声がイメージを全く違ったのだ。

「気持ち悪いな。全然合ってないだろ。なんでクリリンなんだよ!」と、魔人ブウの時みたく、これじゃない感が半端なかったのを覚えている。


I"s にて。

桂正和の名作 I"s。小学生の僕にとっては、絵がエロ過ぎて、恥ずかしくて読むことが出来なかった。大人が耳鼻科の待合室で、エロ本読むみたいなものだろう。そんなのは、恥ずかしさという感覚が消えてなくなった、じいちゃんしか出来ない。

I"s は、高校時代に卓球部の部室で、全巻読むことになるのだが、読むたびに興奮したのを覚えている。登場人物と同じ、高校時代に読んで本当に良かった。


最後にドラゴンボールに戻り、一番好きなミスターサタンのシーンを。

劇場公開作第12弾『ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴』

ボージャックの映画だ。

そのなかで、サタンがトイレで、「腹がー腹がー!!!」と腹痛を訴えてトレイに閉じこもる場面が一番好きである。

あのモノマネがしたいと練習したが、サタンの太い声はいつまでたっても出せず、無理に出そうとしてせき込むばかりであった。

その時「あぁ耳鼻科に通っていたら、サタンの真似できたのかな?」と後悔した。

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