あなたはどこを見て生きているのだろうか?
こんばんは
中島輝です。
私たちは「あいまい」だからこそ様々な
状況に順応できるし、そこで生きられる
強さを持っています。
ただ、私たちは時として
「あいまいさ」を見失ってしまうことがあります。
それはやはり社会や周囲の環境が、
そうした態度を許さない場合が多いためです。
逆に言うと、人間は順応性が高いが故に、
周囲の環境や、空気や雰囲気に
支配されやすいといえます。
「これが正しい!」「それは良くない!」
と多くの人が二分法で考え主張し始めると、
それはとても極端な見方にも関わらず、
人は知らないうちに影響を受け
支配されてしまうのです。
中には、高い順応性をうまくいかして。
自分の強みに変えていける人もいます。
例えば、フィギュアスケートの羽生結弦
プロ野球選手の大谷翔平選手には似ている
特技があり、人の「まね」がとても上手だそうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1664875989021-yt9AvU0oCu.png?width=1200)
二人とと、「あの選手の跳び方をして」
「あの選手の打ち方をして」と言われると、
すぐにその選手のマネができるのだとか。
つまり、順応性と適応力のレベルが
ずば抜けて高く、どんなことにも囚われない
縦横無尽の「あいまいさ」を持っているのでしょう。
人間にはそもそも高い順応性が備わっていることを
考えると、彼らはまさに、人間本来の
「生きるエネルギー」に満ちた人たちなのだと思います。
逆に、周囲に順応しすぎて、無理や我慢をして、
自分を追い込んでしまう人もいます。
そんな人はやがて、「あいまいさ」を無くして、
思考が固まり、マイナスの方向へとどんどん傾いていきます。
もともと持っていた高い順応性が、
方向を間違えて「囚われ」になり。
どんどん頑固になってしまうと言う流れです。
いやむしろ、そんな「とらわれ」を
振りかざさなければうまく生きていけないほど、
ストレスフルな環境にいる場合も
多いのかもしれません。
いつも強烈なプレッシャーに包まれている人が、
今の時代にはたくさんいるのだと推測します。
それは、人間本来の姿からしてとても生きづらく
周りにいる人も結構しんどい状態だといえます。
なぜ、同じ「あいまいさ」を持っているはずなのに、
人によって現れ方が違ってしまうのでしょうか?
私は、その人が「どこを見て生きているか」
によって変わる部分が大きいと見ています。
特にコロナ禍いおう、私が行っている講座や
セッションの参加者の話を聞いていると、
大きく3つのタイプに分かれるようです。
①過去を見て生きている人
②目の前の状況だけを見て生きている人
③ 未来を生きている人
①のタイプは、すでに新型コロナウイルスの
発生から二年半が経つのに、
いまだにそれ以前の過去を捨てられずに生きています。
「コロナが広まる前は仕事もうまくいっていたのに・・・」
「以前は気軽に旅行ができて楽しかった・・・・」
などと、つい目線が「あの頃はよかった」
と過去に向いてしまいがちです。
過去のいい記憶を思い出して気分がよくるのは
構いませんが、大抵は今の、
状況と比べて、
「あの頃はよかった」
「なぜあの時に〇〇しなかったんだろう」と
後悔し、どんどん気持ちが下がっていく傾向にあります。
つまり、過去に囚われて生きてしまうのです。
②のタイプは、逆にテンションが高くなり、
目の前で起こる出来事に一喜一憂しながら生きています。
コロナウイルスの状況で例えると、
「今日の感染者は〇〇人でどんどん増えている!」
「感染者が減ってきたから元に戻るかも!」
「今の時期に移動する人なんて信じられない!」
と感情が昂ったかと思えば、
「ワクチンが効かない変異株が出てきたら
どうすればいいんだろう・・・」と急に落ち込んでしまう。
中にはヒステリックな状態に近づく人も
増加しているようです。
一方、③のタイプは
コロナ禍が明けた未来をイメージして生きています。
そんな人は、仕事や生活が以前と変わってしまい、
仮に現状が厳しくなっていたとしても、
順応性が豊かなので、
「きっと幸せに生きていける」
「なんとかなるよ」
と自分を信じています。
![](https://assets.st-note.com/img/1664876006576-OpPOEhEnvn.png?width=1200)
未来がどうなるかは分かりませんが、
物事を「白か黒か」「ゼロかイチか」で
判断せずに、いつも柔軟な
いい塩梅の「あいまいさ」で生きているのです。
過去を引きずって生きるのか、
目の前の事象に囚われて生きるのか、
それともどんな未来でもしっかり順応できる
「あいまいさ」で生きるのか。
まずは、今自分がどのタイプに近いのかを
客観的に知り、「今ここ」から、
いい「あいまいさ」を身につけていくことが求められています。
このタイプの違いによって、
先が見えないこれからの時代を生きる展開が全く
変わることは言うまでもありません。
ぜひ、あなたも「あいまいさ」を
身につけてこれからの時代を強く生きていきましょう。
本日は以上です。
ありがとうございました。