彼氏へ(あなたのコンプレックスについて)
2年前、あなたのいないところであなたのコンプレックスについて知った時、その事実に驚いたと同時に妙に納得したんです。
今まで一緒にいた時にあなたがとったぎこちない行動のその理由がわかって、自分の中のわだかまりがすっきりしたから。
それ以降、普通の人とは違うコンプレックスを持つあなたが、私の横にいると安心してもらえるように、どんな時でも私はあなたとあなたのコンプレックスを受け入れる姿勢をあなたに見せてきたつもりでした。
あなたと付き合って3年が過ぎ、あなたも私にコンプレックスを共有することへの抵抗がなくなってきている、と思っていました。
いつだろう、半年前か、あなたのそばで寝ていた時、泣いてしまった時がありましたよね。
(押し付けがましいけど)どんなことでも受け入れる!あなたはもう悩まなくていいんだよ!という勇気を持って、あなたのコンプレックスについて話し合おうとした時、拒絶されてしまったからです。
あれ、今まで築いてきた私とあなたの信頼関係はどこに行ったのだろう。
そんな気持ちでいっぱいになって泣いてしまいました。
でも、あなたもそれを察して泣いていましたね。
泣くくらいなら話してしまってすっきりすればいいのに、その時はそう思いました。
でも、今考えると、あなたのコンプレックスは、コンプレックスに悩んできたその気持ちの重さは、私のそれよりもはるかに重いものだったから、私にはあなたの気持ちが分からなかったのかもしれない、と思います。
私にもコンプレックスはあります。
でもそれは言ってしまえば、私しか気にしないもの、です。
語弊を恐れずに言い換えると、私のコンプレックスは、それによってひどい差別を受けるものではありません。普遍的なものです(小学校の時はからかわれてすごく嫌だったけど)。
分からない。分からないけど、もしかしたら、あなたはあなたのコンプレックスによって、傷ついたり、差別されたり、恋人を失ったりしたことがあるのかもしれない。
そうしたら、どれだけ信頼していても同じ思いをしたくないから、それを打ち明けられないのかもしれない。
私としては、の話です。
コンプレックスについて話して欲しいなと思っています。
どんな形でもいいです。ラインでもメールでも電話でも対面でも文書でも、なんでもいい。
あなたのコンプレックスが引き起こすことやその悩みをすでに知っているから隠してもしょうがない、というのもあるけれど、あなたという人を信頼しているから、あなたにあなたのコンプレックスが加わってもなんとも思わないからです。
押し付けがましいし、自分勝手でしょうか。
でも、自分が信用されていないみたいで、自信がなくなってしまうんです。
コンプレックスについて話してくれるあなたの「あのね、」に救われたい。
このnoteのアカウントはあなたに教えていないので、どうせこれを読まないと思いますが、どこかでふと目に止めて、私に話してみようという気になってくれたらなと思います。
それともこの文章をコピペしてラインで送るべきでしょうか。