病名の話
こんにちは、てりーです。
今日は病名の話、です。
今日取り上げる病名とは、風邪、とか、インフルエンザ、とか、病の名のことです。
本日はこちらについて考えているところを書こうと思います。
個人的な経験から思ったことなのですが、病名があると、治せると、思ってしまいませんか?
病気には薬やワクチンがあり、いつか完治するものであると。
治療すれば治る。それが病名、病気につきまとう雰囲気であると思います。
治る気がしてしまう。
お医者さんが治してくれる。確固たる根拠はないが、しかしそう思う。どこかでお医者さんを神格化している部分もあるかと思います。
しかし、その感覚は、あくまで感覚です。ニュアンス。感情的なもの、エモーショナルな個人の感覚です。世の中には、絶対に治るとは言い切れない病気もあるはずです。でも、病名があると、治す手段とセットになっていると考えがちな気がしています。
こういった感覚があると、
当事者を蔑ろにしてしまう可能性があるかと思います。
その病気なんだね、ならばこうすれば治るね、いつか治るね、と、思いがちな感じがします。病気だけを見て、病名だけを見て、当事者は置き去りで、考えてしまう。なので、当事者の思いは置き去りにして、薬の過剰投与、治療法の押しつけなどが発生する余地を与えてしまうかと。
なので、診断とはとても繊細なものであると思います。簡単に診断はできないのではないかと思います。病名によりますが、その病名のインパクトは、大きいものと小さいものがありますし、受け手によっては想像以上のショックを受けるケースもあり得る。
病名があったとしても、そこに振り回されることなく、当事者を見られるようにありたいと思う。
病だけでなく、症状への診断も気をつける必要があると思います。一度貼られたレッテルは簡単には剥がせない。
病名はひとつの側面である。僕はそう思います。