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空間の認識のお話

コーヒーが好きです。
こんにちはてりーです。コーヒーはもうなくてはならない存在です。なんでこんなに好きなのかわからないくらい好きです。飲まないとなりません。きっと中毒です。カフェインのとりこです。

さて今日は、空間認識の話です。
空間を認識する能力のお話です。
しかし、私は研究者ではなく学者でもないので、学術的な根拠はありません。あるのは自分の経験と、勉強してきた蓄積だけ。論文が学会で発表されている権威でもなく、ただの保育士です。ただの保育士の空間認識へのコラムになります。

空間認識の中の、物がどのように移動していくか、というところにクローズアップしてお届けします。
空間認識という概念は、非常に多岐にわたる概念でして、目の前のことから目に見えない部分まで、さらに、自分の体の範囲、感覚の話もこの概念には入ってきます。
先日、我が子達とドライブをしておりました。線路に差し掛かり、目の前を電車が走っていきました。
末息子は電車を愛しておりますので、歓声があがりました。兄と姉は、弟が電車好きであると知っているので、電車をみて喝采をあげている姿を微笑ましく眺めています。
電車が通過したので、僕は車のアクセルを踏み込み、踏切を乗り越え、先へと進みました。すると、目の前には高架の上を走る電車が見えるではありませんか。

「あ!さっきの電車がまた!」
末の息子が大きな声を出しました。そんなはずはありません。だって、さっきの電車は進行方向を右にとり、走り去ったわけです。目の前の高架ははるか先、いきなりそこまで電車がワープするわけがありません。
しかし、4歳の息子にとっては、同じ電車、なのでした。その様子を、またもや、兄と姉は、微笑ましく眺めていました。

ここに、空間認識の差異があります。
4歳の息子にとって、目の前の出来事がその判断基準を支配しているので、目の前に電車が登場したからには、過去の電車とのつながりを強調せざるを得ないのです。街を俯瞰して距離を考える、という空間認識にはまだ到達していません。目の前に見えた、そしてまた見えたからきっと同じである、という認識です。

すばらしい発見であると思います。4歳の息子にとって、さっきの電車がまた登場したのですから。そして僕はそれでいいのだと思います。むしろそれがいい。自分の考えていることが真実であると思えることが大切だなぁと思います。
「いやいや、そんなはずはなかろう、さっきの電車とは別の電車だよ」教えるのは簡単です。しかし、彼はそれで納得できるでしょうか。
むしろ、納得とかそういうものではなくて、そのままがいいのではというところです。

コーヒーがうまいわけです。僕にとってはそれでいい。美味しいコーヒーと新鮮な感動を日々見つけている子どもたち。
空間認識のお話でした。

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