白饅頭日誌:1月15日「謝らない方が“おトク”な時代です」
残念ながら、これは本当にそのとおりであるとしか言いようがない。
タレントにせよアーティストにせよ作家にせよインフルエンサーにせよ、一般層にも知られた著名人がなにか世間をお騒がせするような「やらかし」をしてしまったとしても、謝らないほうがよい。これが現代社会の“答え”である。
いまの世の中では、「謝罪する」とくに「インターネットにごめんなさい」をやるのは、悪手中の悪手である。けっして謝ってはいけない。謝らないことの倫理的評価はともかくとして、個人的に最適な行動の観点では、もはやそうとしか言いようがない。
なぜ謝らない方がよいのか? 理由は明確だ。
「謝った人」のその後を観測すると、謝ったせいでごっそりファンが減る一方で、その後も粘着質なアンチが減らず残り続けるからだ。
逆に「いつまでも謝らない(無視する)人」の場合、ファンの数や規模は前とそれほど変わらずに維持されるが、アンチはよほど暇な人以外いなくなる。よって導き出される最適な戦略は「謝らない」になる。
……いったいなぜこんなチグハグな現象が起こるのか?
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