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Henri Matisse/赤のハーモニー×秘密のアッサンブラージュ
名画のワインリスト、マティスの回のご紹介です。
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− 赤と緑のコントラスト、全体を引き締める黒と青、
さまざまなモチーフに姿を借りてぽつぽつとちりばめられている黄色。
画家はアンリ・マティス(Henri Matisse, 1869 – 1954)、ざっと見ても画面の3/4が鮮やかな赤なのにもかかわらず、むしろやわらかく、穏やかな気分にさせるのが不思議なところです。
フルーツがたっぷり盛られ、さらにテーブルにころころと散らばって、非常に豊かな画面。
テーブルの赤と白のワインはデキャンタにたっぷりと入っていて、日常的に飲まれているものと思われます。−
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この回では、Henri Matisse “La Dessert rouge” (1908) [ロシア・エルミタージュ美術館蔵] と、ここに描かれたデキャンタのワインについてまとめています。あまりにも有名な絵画ですが、画中のワインについて書いている記事はそうそうないでしょう。
マティスがこの作品の10年前に描いた「食卓」と比較したり、作品のコレクターであったシチューキンについてももちろん言及します。
そして後編では当時のパリのワイン事情に触れ、市場の様子についても簡単にわかるようになっています。かの有名な画商、ヴォラールも登場です。
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− デキャンタに入ったふたつのワイン。ボトル情報なし、色情報も当てにならない。当時のパリとマティスの事情から、このワインについて想像を膨らませてみます。そもそも、食事も、グラスすらもないのに、ワインはなぜここにあるのでしょう。
それは原題 “La Dessert rouge” を見ると明らかになりました。−
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記事を読むと、この「赤い絵」を見る心持ちが、少し変わるかもしれません。
マティス好きもフランス好きも、そしてもちろんワインラバーの方々にも、読んでいただきたいと思います。
ちなみに、今週はパートナーがピカソ×グルナッシュを取り上げています!
あわせてどうぞよろしくお願いします。
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