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手帳を無理なく続ける7つのヒント

今年も早いもので3ヵ月が過ぎました。
4月始まりの手帳を使い始めた方もいれば、1月始まりの手帳がちょっとだれ気味……という方もいるかもしれません。

気に入って買った手帳はもちろん、間に合わせの手帳だったとしても、そのままフェードアウトしてしまうのはすこし寂しいものです。

今回は、手帳を無理なく続けるためのヒントを7つご紹介します。

◎こんな方におすすめです
・手帳が長続きせず挫折してしまう
・手帳を書くことにマンネリを感じる
・なかなか手帳を書く時間がとれない

①手帳を書く「予定」を入れておく

空き時間や、何かしているようでしていない時間を使う

5分でも15分でも、1日の中で空き時間は必ずどこかにあるはずです。
ちょっと時間が空いたら「手帳を書こう!」と行動を決めてしまうのです。

もしくは、何となくテレビやスマホを眺めている、惰性でゲームをしているなど、「何かしているようでしていない」暇つぶしの時間を使って手帳を書く手もあります。

手帳タイムをブロッキングorアプリでリマインド

とはいえ、何かとやることが多く「ちょっとした空き時間やのんびりする時間くらい好きに過ごしたい」方もいると思います。

いそがしい方は、あらかじめ手帳を書く「予定」をスケジュールに組み込んでしまうのをおすすめします

頻度は毎日でも、決まった曜日や週に1度でも構いません。
スケジュールに余裕のあるときに、例えば「22時 手帳タイム」などと決まった時間に予定を組むのです。

バーチカルタイプの手帳に直接記入した例。
時間軸のない手帳であれば、ふせんに書いて貼っておくなど目立たせておきます。

Googleカレンダーに予定を組み込んだ例。
リマインド機能を使えば、事前に通知してくれます。

②書くことの最低ラインを決めておく

自分にとって必要な項目は何か

続かなくなる理由のひとつとして、「書く理由がはっきりしていない」場合があります。
何のために書いているか分からないと、「別に書かなくてもいいや」と放置してしまいます。
また、あれもこれも書こうとして書ききれなくなるパターンもあるはず。

そういったことにならないように、疲れていたり書く時間があまりとれないときに「最低限これだけは書く」項目を決めておきます。

書きたい項目をふせんなどに書き出し、ざっと見て優先度の高いものとそうでないものに分けます。

画像の例だと、「生理前に無理なく過ごすため、生理周期を記録したい」「良かったことを記録して、落ち込んだときに読み返したい」といった理由で必ず書く項目を絞っています。

お題を用意しておく

「そこまで目的はないけれど、何か書きたい。でもいざとなると何を書いたらいいのか迷う」方は、お題を用意しておくと迷いづらくなります。

例を挙げると、「面白かったこと」など感情が動いたことや、自炊の記録、ドラマが好きな方は曜日ごとにドラマの感想も良さそうです。
楽しんで書けるお題やテーマを探してみましょう。

自分に合った書く量を決めておく

書く量を制限しておくのも、続けるために大切です。
1日5分だけ1つの宅トレに取り組むのと、何種類もの宅トレをこなすのとでは、明らかに前者のほうが楽で長続きします。

普段あまり書かない方は1~2行だけ書く、たくさん書く方もその日の調子によって短めに済ませるなど、負担をなるべくすくなくします。

③「3」のつく期間を意識して習慣化する

ものごとの習慣化には、「3」のつく期間がキーポイントとなります。

「三日坊主」「石の上にも三年」など、何かを続けることに関する言葉には「3」が入っています。

手帳を書き始めたばかりであれば、まずは3日書いてみる。
続けて3週間、30日、3ヵ月……と段階を踏んでいくのです。

ただ、3ヵ月や3年で会社を辞めた、といった話をよく耳にするように、「3」のつく頃はものごとが途切れてしまいやすい時期でもあります。

ですが、もし途中で空いてしまっても「また3日書いてみるか」と仕切り直せばいいのです。

④開きたくなる手帳にする

マステやシールを貼る

凝ったデコレーションでなくても、好きなマスキングテープやシールを貼るだけでページが華やぎ、手帳を開くのが楽しくなります。

サンリオのマイメロディを貼っただけ。
個人で楽しむ分にはこれで十分です。

プライベート用の手帳であれば、好きなキャラクターやモチーフのシールが手っ取り早いです。
何種類も組み合わせず、同じシリーズのシートシールやフレークシールを使えば統一感も出ます。

手帳デコが好きな方は言わずもがな、気の向くままにこだわりのページを作ると満足感が得られます。

お気に入りの写真やポストカードをはさむ

「ネクタイ」さんのポストカード。

カバーのポケットや中扉など、よく開くページにお気に入りの写真やポストカードをはさむのもおすすめです。
ポストカードは買った際の透明袋を貼ると入れ替えも簡単です。

好きな色のペンを使う

色数の多い「ゼブラ サラサナノ」。

仕事用であまり装飾ができない場合は、好きな色のペンを使うと気分が変わります。
近年はヴィンテージカラーなどに代表される、落ち着いた色合いのペンが数多く販売されています。仕事に使っても悪目立ちしないので、好みの色を探してみてはいかがでしょうか。

家で書く際も、たまに違う色のペンで書くと新鮮です。

⑤空白でもいいんです

「紙を大事に使いなさい」と教育を受けてきた方も多いのではないでしょうか。
無駄なく大切に使うに越したことはありませんが、手帳を隙間なく使いこなすのはどんなに書く量が多い方でも至難の業です。

「全国手帳スカスカ会」

「全国手帳スカスカ会」という手帳コミュニティがあります。
検索してみると、空白を残しながらも楽しく手帳を使っている方の様子が見られます。
他の方の使い方を見ると安心できる部分もあるはずです。

躍起になって埋めるのも疲れるもの。ある程度の空白は割り切ってしまいましょう。
適度な空白はすっきりして見えるというメリットもあります

⑥思い切って買い替える

書くスペースがありすぎる、普段の生活とフォーマットがかみ合わないなど、根本的に手帳が合っていないケースもあります

そういった場合は、思い切って買い替えも検討しましょう。
合っていない手帳を使い続けるのは、足に合わない靴を無理矢理履くようなものです。

4月始まりの手帳が出回っている今、違うタイプの手帳を買っても良し、カレンダーやノートを手帳代わりにするも良し。
しっくりくるものを探してみてください。

⑦参考本…暮らしに役立つ、ゆったりとした手帳の書き方

片づけやシンプルな暮らしについて出版されている、みしぇるさんの「夢を引き寄せる 家事ノートのつくりかた」。

タイトルは一見ノート術のようですが、手帳の書き方も多数収録されています。
すっきりしたマンスリーページや、ウィークリーページを使った「1日1箇所掃除」「2行日記」など、ゆったりとした手帳の書き方が参考になります。

2017年発行ながら、今でも読み返したい工夫が詰まった1冊です。

おわりに

筆者の私も、何度も手帳が続かなくなりフェードアウトしたことがあります。
続けることができた手帳を振り返ると、やはり以下の理由がありました。

・決まった時間に書いていた
・書く項目がはっきりしていた
・書く量を少なくしていた(1日の日記が2行など)
・気に入った手帳を使っていた

手帳は必ずしも続けなければいけないものではありません。
ですが書くことで見えてくるものがあったり、工夫次第で書くこと自体が楽しくなったりします。

ひとつでも参考になるヒントがあれば幸いです。

また、「こういうことがきっかけで続かなくなる」「こういう工夫をして続けられた」といったエピソードなどありましたら、コメント欄で教えていただけると嬉しいです。



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