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ときめきの赴くままに~SAPPORO文具の博覧会2024購入品

今回は毎年恒例のイベントレポです。
2024年11月6日~11日に開催された「SAPPORO文具の博覧会」での購入品を紹介します。

「文具の博覧会」とは

「文具の博覧会」は、株式会社スークカンパニーが全国各地で開催する文具・紙ものイベントです。
大型の文具イベントより細かな地域で開催されるのが特長となっています。

今年の札幌会場のキーカラーはピンク。
初雪が降り、街の彩りが徐々に失せていく季節です。
そんな頃に心弾むピンクは、文具へのときめきを一層加速させてくれます。

初の週末参加

筆者がしばらく体調を崩していたため、会期中では遅めの日曜日に参加してきました。
外出すらままならない時期が続いていたのもあり、開店前から並び、1時間かけて夢中で会場を練り歩きました。

購入品紹介

3回目の参加となる今回は、マステ購入を解禁しました。
現在文具をむやみに増やさないようにしているのもあり、文具のジャンルは偏りが出ました。

ここからは購入品を大まかに分けてご紹介します。
(メーカー・ブランド名は全て敬称略です)

注目の作家さん

ヨハク

北海道発のステーショナリーブランド、ヨハク。
その人気は文具好きの誰もが知るところ。地元で購入できるのは感慨もひとしおです。

購入したのはマスキングテープとフレークシール。
ヨハクのマステは落ち着いた風合いが多いと思いきや、愛らしいものやカラフルなものもあります。

購入したマステ「キャンバス」は、その名の通りキャンバス地のテクスチャに虹色のグラデーションが広がっています。
手触りや色のぬくもりを感じられる一品です。

フレークシールは迷って、使い勝手のよさそうな「コラージュ」を。
小さなチケット風のシールをどう使おうか、想像を膨らませるのも楽しみのひとつです。

ポンチセ

イラストレーター・今井有美さんのオリジナル雑貨レーベル、ポンチセ。
さまざまな文具・雑貨を販売されています。
オンラインショップのほか、noteアカウントでは文具の使用例も見ることができます。

noteで拝見した、女性のイラスト入りのマスキングシートが販売されていたので即購入!
ずっと気になっていたのです。

おおよそB6サイズにひと月、12ヵ月分のイラストが収められています。
一つひとつ丁寧に、だけどさらりとしたタッチで描かれている女性やモチーフの数々は眺めているだけで眼福。
季節によって定番色と異なる色づかいにこだわりを感じました。

今回の購入品で最も高額だったのですが、大満足の品です。
来年からこのシートで手帳を飾るのが楽しみで仕方ありません。

トビマツショウイチロウ

名古屋を中心に活動されている、イラストレーターのトビマツショウイチロウさん。
各地の文具イベントでよく名前を聞いており、今回必ず見たい作家さんでした。

購入したのは3品。
真っ先に飛びついたのは、システム手帳のM6(ミニ6)サイズ用リフィルです。
やや厚手の紙に、4種の絵柄が片面印刷されています。

猫の身体がいかつい

新しい眼鏡ケースが欲しくて買ったのが、「ピスタチオカラーのマルチケース」。白インクのイラストは何種類かありました。
ポストカードは彩度の低いミモザが気に入って購入。

ほか、頭皮のつるつるしたおじさんとくまの仲睦まじいイラストを用いたグッズもあり、思わず凝視してしまいました。
ゆるくてシュール、だけどちゃんとかわいい。トビマツさんの人気が分かった気がします。

やっぱり買っちゃうテープとシール

パピアプラッツ

多数のクリエイターや文具ブランドとのコラボ商品を展開するパピアプラッツ。
自社製品もほかのメーカーと毛色の異なるものが揃っています。

会場に着いて最初に手にしたのが、こちらのギンガムチェックのマステです。
パステルカラーのミントグリーンで、最後のひとつだったのが決め手でした。ミントグリーンは個人的に一番好きな色です。

bande

一見テープのようで、1枚ずつめくれるロールステッカーとして人気を博しているbande。
モチーフのディティールが細かく、いくつか持っています。

以前から気になっていた新作、その名も「手帳に住む人たち - なにもしない - 」。
人からネコ、コアラにナマケモノまで、26柄のミニサイズのステッカーが収められています。

あるゲームで「何もしないをするのはとても難しいのです」というセリフを聞きました。
いそがしい現代人は、「なにもしない」ためにこんなステッカーが必要なのかもしれません。

絵はイラストレーターの平澤南さん。
親しみやすく、シンプルで優しいタッチのイラストを描かれています。

& colors

ときめくモチーフ、鮮やかな水彩イラストの雑貨を扱う& colors。
長年のファンです。

購入したのは「トースト」のマステ。
あんバタートーストから目が離せなくなり、買い物用の袋に入れていました。

さまざまなモチーフを描かれており、特に食べ物系は毎度「おいしそう!」とニコニコしてしまいます。
マステだけでなく、ステッカーやレターセット、デザインペーパーと好みの形でイラストを楽しめる作家さんです。

alittlemini

海外シールの専門店・alittlemini。
昨年盛況だったブースのため、今年も抜かりなくチェックしました。

今年はクリアテープと、秋冬らしいステッカーのセットを購入。
英字のクリアテープはいくつか持っているものの、黒いものがないため選びました。
ステッカーはコラージュに使いやすそうなピースも入っています。

テープ一覧

今回買ったテープ類は、伸ばすとこのような感じです。

最も手軽な紙もの・ポストカード

Biscuit(ビスケット)

東京・谷中にある雑貨店、Biscuit。
ポストカードを中心に出店されています。

コーヒーや眼鏡、つけペンにインク。筆者の好きなモチーフが詰まったポストカードを購入しました。
インクのにじみ、わずかな汚れも味となっています。

ZERO PER ZERO

韓国のグラフィックデザインスタジオ。
今回初出店、かつインパクトのあるイラストが会場で目を引きました。

毎年どこかしらでこの模様の猫グッズを買っているような……。
こちらも筆者の好みが全開しています。
ほかの動物グッズも太い描線が可愛かったです。

Sotlight

小池葉月さんの繊細で美しいイラストが魅力のSotlight。
布雑貨なども販売されています。

昨年イラストに一目惚れしたため、今年も出店されていて嬉しい限りです。

昨年に引き続き、ポストカードを購入。メンフクロウだそうです。
日本でフクロウは「不苦労」、幸福の鳥としても親しまれています。

matsushita sachiko

仙台を拠点に活躍するイラストレーター・松下さちこさん。
細やかなタッチと品のよい色づかい、ゴシック調を思わせる独特の画風です。

出店のメインイラストとなっていたポストカードです。
モノクロ調と、ビビッドな色の対比が大人っぽく美しい一枚。

レガーロパピロ

世界中の包装紙とラッピングペーパーを取り扱うレガーロパピロ。
ブースは上品で華やかな紙ものに溢れていました。

包装紙は手持ちの品が多いため、手頃なポストカードを選びました。
こちらはレガーロパピロのオリジナルペーパーブランド・any.paperのデザイン。
心落ち着く色合いと花のイラストが気に入っています。

家族へのプレゼント

COMO

札幌のオリジナル雑貨ブランド、COMO。
中心街の一部書店でも商品を買うことができます。

筆者の愛犬・チワワの「ゆず」に似たものがあれば買ってきてほしいと家族に頼まれ、購入したクリアファイルです。
色・模様ともにほぼ一緒!

色んな犬種がいるため、犬好きにはたまりません。
「うちの犬と似てる!」という一頭が見つかるはずです。

ほかにも動物のグッズが多く、機会があればまたチェックしてみるつもりです。

未だかつてない折り紙

三元社印刷

札幌市苗穂の印刷会社。
ブースの方とお話ししたところ、市内のデザイナーさんと各種グッズを作っているのだそうです。

異彩を放つとはこのこと

最初は自然の絵を描いたグッズに目が行っていたのですが、とんでもないものを見つけてしまいました。
餃子折り紙です。

シールにはニラの写真も

餃子折り紙は、札幌のグラフィックデザイナーで餃子店のオーナーでもある方が手がけたとのこと。
餃子の皮、中の餡の写真はそのお店のものだとか。
シールもパンチがきいています。こだわりの塊です。

筆者は栃木県・宇都宮市まで単身旅行に行ったことがある餃子好きです。
また息子が折り紙好きなため、一緒に楽しめると思い購入しました。

折れる餡(肉だね)
奥が息子作、手前が筆者作

折り方の工程が多く、複雑でしたが何とか折りました。
ひだを作るのは本物の皮のほうがやりやすいです。

完成品は焼き目が美味しそうで、餃子とビールを味わいたくなります。
イベントから帰宅後、偶然家族が餃子を買ってきていて笑ってしまいました。

おわりに

北海道の大型文具イベントといえば「文具の博覧会」。幅広い年齢層のお客さんが来場していました。
今年はいつになく、個人的な趣味に走った買い物となりました。

ネット通販で欲しいものがすぐに手に入る世の中、その便利さは手放せません。
ですが、やはり自分の目で色や手触り、風合いを確かめる、実際に手にして買う喜びは格別です。

これからも、ときめきの赴くままに文具を愛でたいと思えるひとときでした。


今後も文具を楽しむための記事・文具関連のイベントレポートを予定しています。

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