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テラス手帖だより#19 Kindle本進捗報告~7月

こんにちは、テラス手帖主宰のおおやまはじめです。
猛暑に大雨と、気候により体調を崩しやすい時期ですので、どうぞご自愛ください。

現在テラス手帖は今年10/1にKindle本の出版を目指し、鋭意製作中です

「テラス手帖だより」は普段3ヵ月ごとにお届けしているのですが、しばらくの間毎月Kindle本の進捗状況をアップします。
よろしければ、どうぞお付き合いください。


Kindle本概要

タイトルはマガジン名にもなっている、「暮らしを照らす やさしい手帳のつかい方」です。

全4章で、メインは「手帳と仲良くなる」「暮らしを照らす」の2章となります。

「手帳と仲良くなる」では、手帳に書く内容の決め方や、普段から手に取り距離を縮める、書き始め~続ける・マンネリした時の対処法をまとめています。

「暮らしを照らす」は、今回「日々行っていることが楽になる」に焦点を当て、実用重視の内容に絞りました。
具体的にはTODO管理や家事をうまく回す方法や、好評だったメモの記事を主軸としています。

心が楽になる・楽しむアプローチの内容まで入れると、Kindle本にしては膨大な文字数になるため、1冊にまとめるのは断念しました。

ほかは書き下ろしを含む手帳エッセイ・コラム、さらに文具の紹介も収録します。

電子書籍以外にもペーパーバック(紙媒体)の発行も考えており、そちらは別途版下を作らなければいけません。
そのため10月以降にペーパーバック版の発行をする予定です。

表紙デザインはまだ着手していませんが、大まかには考えており、イラストを依頼しています。

実際の作業①記事の洗い出し

本にまとめるにあたり、まずは今までの記事から有用なものをひたすら洗い出しました。
音声配信から持ってきたものもあります。

まとめる際はGoogleスプレッドシートを使い、カテゴリ分けやどのような作業が必要かを入力し、印刷して精査しました。

これを夫に見せたところ、「これ……1冊の量なの?」と言われ、カテゴリを絞ったのです。

Kindleは普段本を読み慣れていない人も読むため、あまりにもボリュームが多いと完読されない可能性が高いそうです。
文字数はKindle出版について調べた際も、ほぼ全ての所で2〜3万文字と言及されていました。

そのため、今回は手帳との付き合い方や実生活での活用法に重きを置いたのです。

実際の作業②本文をWeb記事と違う流れに整える

収録する記事を絞ったら、Googleドキュメントにひたすらコピペしていきます。

スプレッドシートは記事のリンクごと貼れるため、リンク先へ飛び本文をコピー→ペーストをひたすら繰り返すだけです。
とはいえ、コピペだけで結構な時間を使うため、なかなか疲弊します。

初めての作業なため、事前にKindle出版の本をいくつか拝読し、特典としてついていたフォーマットをベースに使用させていただきました。

「はじめに」を早い段階で固めたほうがよい

その後はひたすら本文の加筆修正なのですが、最初はどうにも作業が進みませんでした。

というのも、本となるとWebマガジンとはまた別のコンセプトが必要なためです。

そのための指針を表明するのが、「はじめに(前書き)」です。

今回定めたのは、主に以下の2つです。

家事や育児がうまく回らず、周囲の人や他人との関係、自責という形でしわ寄せが来ていた(過去の体験)

手帳やノートを活用して、ストレスが溢れてばかりだったコップの中身(自分のキャパシティ)を調整する

手帳に精通していなくても、
「これならできそう」
「等身大でちょっと背伸びすれば届く」
内容

「色々やっていて、いそがしいけど上手くいかない」人は声を上げやすいです。
一方で、「できていなくて苦しい」人は世間体を気にして、声を上げづらいと思うのです
過去の私がそうでした。

どちらがいい・悪いでなく、後者のような声なき声を上げている人にまで届けばと願います。

また、2年以上テラス手帖を続けてきて気づいたのは、「簡単すぎる内容ではあまり響かない」ことです。

以前100均の文具を使ったアイデアを記事にしたのですが、シンプルすぎてあまり反響がなかったのです。

かといって、高度なことを提案するのはテラス手帖の方針に反します。

そこから導き出したのが、「ちょっと背伸びすれば届く内容」がちょうどいいのでは、という結論でした。

具体的に「どんな人の役に立ちたい=応援したい・味方になりたいか」「どの程度のレベルの内容を伝えるか」を「はじめに」で表明すると、おのずと本文の進みがよくなりました。

ただし、本文がまとまってから「はじめに」を書いたほうがよい方もいるかもしれません。

いずれにせよ、本はWeb記事と異なり、一貫したコンセプトに乗っ取った文章の流れが必要だと実感しました。

進捗管理にNotionを使用

noteの何倍もの記事をまとめる本は長期戦です。
そのため、進捗管理をすると「進んでいる」「頑張っている」実感が得られ、作業時の気力が変わってきます。

最初に作ったスプレッドシートに「進捗」の欄を設けましたが、初稿→第2稿~といった具合に、作業は段階を踏んで進んでいきます。
いちいち書き換えるのは正直面倒です。

そこで、これまで使い方がよく分からなかったタスク・プロジェクト管理アプリ「Notion」で進捗管理をすることにしました。

私が拝借したGoogleドキュメントのベースは、あらかじめ本文の見出しが目次として反映されるようにできています。

それを利用し、ドキュメントから目次をコピーして、Notionのページにペースト。チェックボックスをつければ簡単に進捗管理ができます。

膨大なTODO管理をしなければならないとき、手書きでリストアップするのは正直しんどいです。
そういった際もNotionは使えると今更ながら発見しました。

おわりに

現在は1・2章の初稿が終わり、3章の加筆修正に入っています。

作業していると結構過去の記事が多いため、「今はこの方法は提案できないな」と大幅に変えている項目もあります。

また今回の作業にあたり、noteやKindleの読み放題を利用して色んな方の記事・電子書籍を拝読して参考にしています。

それとは別に、純粋に本としての精度を高めるなら佐藤友美さんの「本を出したい」は必読です。

商業出版の話がメインなため、企画書の書き方など専門的な話が多いです。
その分内容の精度を上げるための話も入っているので、本づくりにおいて読んで損はありません。

今後は本文だけでなく写真や図の挿入、またデータ化の作業も入ってくるため、手間取ることは必至です。
楽しんでもらえる本にするため、私自身も楽しみながら作業を続けていきます。


今後も進捗状況の報告や、手帳・文具を楽しむための記事を予定しています。

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