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【私の創作人生】その3

はじめてましての方に

こんにちは。神崎と申します。
趣味でファンタジー小説を書いていて、2025年5月11日の「文学フリマ東京40」に出店を予定しています。
私の創作人生について連載しております。今回は3回目。ゲームのシナリオを書き始めます。

高校で文芸部に入り、どんな話を書いたかといえば、現代ものを書いていた……気がします。あんまり覚えてないんだよなー。猫が出てくる話とかあったな。
個人サイト「Terra Saga(テラサガ)」にも一部載せてあるかも。でももうどれがいつ書いたやつか分からなくなってるなー。
文芸部の友人たちとの合作もやりました。メンバーが四人いて、男女二名ずつの主人公をそれぞれ作って、彼らが恋愛したりしなかったりする話。あれはなかなか面白い取り組みでした。懐かしい。

この、文芸部の活動とは別に、作品を読んだり、あるいはゲームをプレイしたりするときに、「自分ならこうするのに」と思うことは相変わらずあり、特にゲームで気になったのはパーティメンバーと会話ができない事でした。
その後DQ8とかでメンバーの会話が出来る(読める)みたいなシステムが出ましたけど、当時はそういうシステムがなかったと思うんですよね。
レベル上げのためにひたすらフィールドを歩いているのに、会話はなし。人間関係がなんら変わらない。ゲームスイッチが入らないからね。テントを使ったり、あるいは宿屋に泊まったりして、体力は回復するけれども、会話はない。
これがつまらなくってね。こんなに長時間一緒に旅をしているのに、なんで町に行ってこの人としゃべらないと話が進まないのか! っていう。まあゲームだからしょうがないんですけど。笑
モンスターを倒すとお金が出てくるとかも変なのって思ってた。モンスターはどこから来るんだろう。なんでお金を持ってるんだろう。体内生成なのか? 誰かにもらってるの? それを勇者にとられるのはどうなの? 第一、なんで弱い敵から都合よく出てくるの? 最初に強い奴出せば魔王の勝利なのに。
ちなみにそれは小さいころのロボットものでも思ってた。変身してる間に敵はなんで攻撃しないで待ってるの。倒せばいいのに。
なんで敵目線なんだ、私w
でもこういう疑問、おかしいじゃないかという視点はいつもありました。
多分こういうのは、父に仕込まれた癖だと思います。ありがとう、父よ。

ゲームに話を戻しますが、町の人はいつも同じことしか言わないわけですね。ストーリーが進むと違うことを言うけど、でもやっぱりそれも同じ繰り返し。
ゲームだから当たり前だし、私もそれは分かってたのでまあいいんですけど、自分がゲームを作るなら……は、いつも考えていました。

そしたら、出たんですよ。
RPGを作るゲームが!
スーパーファミコン用「RPGツクールSUPER DANTE」が出たのは1995年でした。私が高1の時です。

自分の好きなようにゲームが作れる!
早速買った私はまずはキャラ作りに取り掛かりました。うきうき。
「選ばれし勇者」にも疑問があった私()は、主人公として、まず「村人A」「村人B」という男女のペアを作りました。普通の人が旅をするのが良かったんです。……でもそれじゃすぐ死んじゃうか。仕方ないので強い騎士を作りました。これで冒険できます。あー騎士ってことは仕える相手が必要か。小さな王子様にしよう。

これが、「エイルと最後の竜」の主要メンバー四人です。
騎士が剣士だから、男の子は弓使いにしよう。女の子は魔法使いかな? いや何もないというのも面白い。この子は特に技術なし。そんで王子様が賢者だ。でも最初は小さいから何もなしで、後半覚醒する。うん。面白そう。

キャラには名前が必要です。村人A、Bは、たまたまテレビでクレオパトラを映していたので女の子をクレオとし、同い年の男の子なら兄弟というより双子かと思って、じゃあ似た名前……ク、ク、クリフ。わあ、てきとう~w
騎士の名前はさらにひねりなく、キシをひっくり返しただけのシキとしましたw ひどいww
ここまで秒速で決めてきましたが、王子の名前はちょっとだけ悩んだ。約五分。そして何の根拠もなく、エイルとしました。どっから来たんだw
名前を決めるのが早いのは、とにかく早くゲームを作りたかったから。もうなんでもいいやと思っていたからです。
まあ大体、私はキャラの名前に思い入れがないんです。こだわりは「発音しやすいこと」「一文字目がかぶらないこと(覚えやすいように)」「あんまり長くないこと(覚えやすいように)」くらいです。覚えやすさに重点を置いているのは、忘れてしまうからです。ええ、私が。笑
まあでも、読者の方も短くて言いやすくて覚えやすい方がいいんじゃないですかね。なのでいつもその場の思いつきで決めてしまいます。覚えていられないので、ニューペディアというアプリに自分だけの辞書を作っています。とても便利!

失礼、話が逸れてしまいました。

四人くらいいればパーティとしては十分だろう、よしこの四人が旅をする物語にしよう! と、盛り上がった私は適当に町を作り、キャラのセリフを考え……ここで、はたと気づくのです。
なんのために旅をしているか。
決めてなかった。
目的がない。
このままじゃゲームにならない。
せめてシナリオを作ってからでなくては。

そして私はそれから30年、このお話を書き続けることになったのでした。笑

ついでに言えば、私は絵も描けなければ色のセンスもデザインのセンスも音楽のセンスもなかったので、結局このゲームは作られないままお蔵入りしてしまったのでしたwww

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神崎 旭@文学フリマ出店する人
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