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無料配布について考える

はじめてましての方に

こんにちは。神崎と申します。
趣味でファンタジー小説を書いていて、2025年5月11日の「文学フリマ東京40」に出店を考えています。
無料で配布する本についての考察を書いていこうと思います。

色々な考え方

「作った本を無料配布する」ということについては色々な考えがあり、人によって違うのは当たり前だと思います。正しいとか間違ってるとかじゃないね。
もらう人の意見としていくつか上がっていたものをピックアップ。他の意見がある人は教えてください。

肯定的な意見は……
・無料は嬉しい、もらう
・その作家さんがどんな文章を書くのか知ることが出来る
・試し読みできてお得
・フリーペーパーより読みごたえがある

否定的な意見は……
・薄くても作品なので、無料は気が引ける
・安くても値をつけてくれた方がもらいやすい
・フリーペーパーくらいの二つ折りの方がいい
・もらっても読まない

おおむねこんなところでしょうか。

無料配布の種類

無料配布といっても種類があって、おおまかに言うと二つに分けられるのかな?

・フリーペーパー的に配る宣伝用(知ってもらうため)
・本誌のおまけ、付録(買ってくれたお礼)

それによっても中身が違ってくるかと思います。
もちろん、自由にすればいいんですが、どうしたもんかなあと悩んでいます。

アイディア

「無料でどうぞ。お気持ち入れてくれればうれしいです」みたいなPOPをつけて寄付箱置いておくっていう手もあるようですね。頭いい。
無料でいいけど、いくらか入れてくれてもいいよ、みたいな感じだと手に取りやすい? でも値段が決まっていないのはそれはそれでやりづらいかもしれない? 10円とか書いておく? うううん……。

怖い話

無料配布したものを転売された人の話を読んでしまった。初めて出した人なのに転売で売れるってのもすごいけど。Webで知名度あった人とかなのかな。
いずれにせよ、それは辛い。
笑顔で受け取ってくれた人の中に転売屋がいた、と思うとぞっとする。売れなくなるようにWebで公開した→もらった人が「交通費かけてもらいに行ったのに公開しちゃうんかい」とクレーム、とか、いやはや怖い話でした。

ジレンマ

安い値段をつけるなというのも分かる。
けど、文体を知ってもらわなきゃ安心して買ってもらえないと言う気持ちもある。
だってさ、知らん人の小説買うのってハードル高いじゃないですか。
どうやって知ってもらうのかって思ったら、宣伝のようなもので、無料で読んでもらうのがいいとは思っちゃうの。
ネットでも公開してるけど、そこにアクセスしてもらう手間があるでしょ。本で配るなら、その場でそれを開くだけで読めるもんね。

無料ならもらう(=無料じゃないならいらん)って人もいるだろうし、無料だと気が引けるって人もいて。

まあでも……そうかあ……無料じゃなきゃ、なんて人は視野に入れない方がいいのかもしれない。
そういうところから入ってくれる人だってもちろんいるだろうけど……。

色々考えると

難しいところですが、結論として。

無料配布で読める小説本は作らない方がいいのかもしれない。

まあ、私の場合すべて個人サイトで公開してますから、もとよりすべて無料なんですけどさ。
定価をつけて売っている本のすぐ横に無料で読める本があるのって変なのかもしれない。いや、そうしている人を否定しているわけではなくて。私としてはなんかしっくりこない感じがするってことです。

……だからあれか。

やるなら、買ってくれた人に「後日談」とか「あとがき」とか、あるいは「おまけの短編」とか、そういう、ネットには公開していない文章を載せたものを、付録として差し上げるのがいいのかもしれないなあ。

文体を知ってもらうにはどうすればっていう問題は残るけれども、一応、立ち読みできるように見本誌を置いてはおくし。作者の前で読むのは読みづらいかもしれないけども。
イベント的にも見本誌コーナーって場所があって、皆さんの本の見本が一堂に会してるとのことだし(私は良く分からんくて行ったことないけども)、そこに置いてあれば、作者に気兼ねせず手に取ってゆっくり眺められるしね。

あとはやっぱり、事前告知で宣伝しておくしかないんでしょうね。
結局そこかあ。
このnoteとかで短編などを公開しておくのがいいのかもしれませんね。
そして無料配布本(無配本)としては、買ってくださった方にWeb未公開のおまけ話をお渡しする、というのがいいんでしょう。

分かりました。
ではそれのための短編を書きおろしませう。
えー何書こうかな~。
考えている時間も、楽しいですね。

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神崎 旭@文学フリマ出店する人
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