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【あと95日】本文用紙どうする?【100日後に文学フリマ初出店する神崎】

文学フリマ東京40に初出店する神崎が、残り100日をどう過ごしていくかの記録です。文学フリマでは「エイルと最後の竜」という長編の冒険ファンタジーを上製本と文庫本で販売します。

帰りの道すがらスマホで記事を書いています。
昨日の内にパソコンから見出し画像の加工をしておいてよかった。下書きに入れておいた昨日の私、ありがとう!

昨日の記事では、フォントやら余白やら行間やら字間やら……調整してるよ、という話を書きました。
見た目にあまりこだわりのない神崎が、家族などに意見をもらいつつ、これなら読みやすいのではと決めた。
すると!
522ページになってしまった!
こりゃー分厚すぎるやんけ……ということでしたが。
本文用紙の厚みによって、本の厚みが変わってくるわけですよ。
本文用の紙といっても、それはそれはたくさんの種類がありまして。
でも、印刷屋さんごとに違いますが、そんなに色々は選べないのが普通じゃないかと思います。

去年の秋か冬に、Twitterで知ったのですが、「市ヶ谷の杜」というところがありましてね。

大日本印刷株式会社の企業博物館といった感じのものなんですが、活版印刷の歴史とか、ものが見られます。職人さんの仕事にただただ感服する施設です。めちゃくちゃ楽しいです。
その建物の2階で企画展をやっている時があるようなのですが、この冬は「魅惑の書籍用紙」展をやっていたんです。これがもう! 最高!
60種類の紙がズラーーーっと並び、すべて手に取れるんです。
すごーい!

……で、も。

実際にはもっともっとたくさん種類がありますし、同じ紙でも厚みが何種類もあったりしますし、実は60なんて全然というか、基本の基であって。
本当にたくさんの紙があって、極めるのは困難だと思います。プロってすごい。

あ、ちなみに「本文用紙」は「ほんもんようし」と読むらしいです。フリガナがふってありましたよ。

さて。

私がここで知って気に入ったのがOKハルクリームという紙なんですが、普通本文用紙というと1000枚で70kgくらいのものなんだそうです。
OKハルクリームは嵩高紙といわれるものらしく、空気がたくさん含まれていて、軽い&厚いらしいんですね。
展示されていた66kgのものだと、100ページくらいならいいのですが、500ページとなると厚みは30mm。かなり分厚いです。
でもこれを61kgとか56kgでやると5mmくらい減ったりするんだそうで。
あんまり薄くすると裏写りが気になったりもする……けど、私はあんまり気にならない、かなあ? どうなんだろう。
結局は作ってみないと分からないのですが……かなり高額かけるので後悔はしたくない。

私が依頼する印刷屋さんは、紙を取り寄せてくれたり、束見本を作ってくれたり、たいへんありがたく思っています。
選択肢が多いだけにさらに悩みは深く……ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!

この他に本体表紙、カバー紙も選ばなきゃならないですし、文庫も作るのでそれの紙も選ばなきゃならないし、なんかもうどうすればいいんだ!

……オチツケ。
落ち着くんだ、わたし。
まだ時間はある。
締切は3月中旬。まだ1ヶ月くらいはかけていい。ゆっくり考えるんだ。

とりあえず今日は出かけて疲れたし、息子がまたまたまたまた(何回目?!)やらかしてくれて喉が切れるくらい怒鳴ってしまったし、ここまでにしておきます。

そーだ。
「市ヶ谷の杜」には喫茶コーナーもあり、かなりお安いお値段で飲み物とお菓子が買えます。館内で食べるスペースもありますので、印刷物などを見ながら休憩したりもできてとてもよき。

にかわソーダって名前はどうかと思いますが、ジンジャーエールです。バームクーヘン2つと飲み物2つで700円。破格!

前回、秋だか冬だかに行った時は館内に10人いたかどうか、くらいだったと思うのですが、今日は同じく平日だったにもかかわらず100人くらいいるんじゃないかなって感じでした。大盛況。
もうすぐ企画展も終わるし、クチコミとかで広まって、お客さんたくさん来たんですかねえ。入館無料だしね。
企画展でもらえる紙の簡易糊付けコーナーに数十人並んでいましたが95%女性でした。そしてほのかに香るオタクの香りを感じながら、お茶をして帰ってきました。また行きたいなあ。

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神崎 旭@文学フリマ東京40出店します
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