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#237 「理想の振り返り」から逆算して授業をつくる

授業を構想するときは,最後に子どもが書く「振り返り」を先に想定し,そこから逆算して考えるようにする。

しかもそれは,「感想レベルの振り返り」ではなく,自分の学びを価値付けたり,自己変容を自覚したりするなどの,「省察レベルの振り返り」でなければならない。

その「省察レベルの振り返り」を子どもの言葉で記述し,そのような振り返りを書かせるためには,どんな導入をし,どんな活動を組織し,どんなヤマ場を設定すればいいかを考える。

そうすれば,どんな終末になるのか分からない,「行き当たりばったりの授業」から卒業することができる。

はじめは,理想的な振り返りを想定することは難しいかもしれない。

しかし,慣れれば苦ではなくなる。

振り返りから逆算し,授業を構想できるようになれば,「ハズレの授業」をする確率も減らすことができる。

授業の「逆向きデザイン力」は,教師の必須スキルなのである。

では。

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