#1542 「どのように」→「なぜ」【社会科】
社会科の授業では、「問い」が重要となる。
「問い」の質により、子どもたちの学習内容の質も変容する。
まず授業や単元の前半では、「どのように~?」という問いを重視する。
この問いに答えるために、子どもたちが調べ学習をする。
これにより、社会的事象に関する「事実」を理解することができる。
つまり、「どのように~?」という問いを解決することで、「目に見えるもの」を理解できるのだ。
次に授業や単元の後半では、「なぜ~?」という問いを重視する。
この問いに答えるためには、調べ学習だけでは足りず、他者との協働や交流、対話が必要となる。
これにより、社会的事象の「意味」「特色」を理解することができる。
つまり、「なぜ~?」という問いを解決することで、「目に見えないもの」を理解できるのだ。
社会科の授業では、このような「目に見える事実」と「目に見えない意味・特色」の両方を理解することが重要となる。
そのためにも、前半では「どのように~?」、後半では「なぜ~?」という問いを重視するようにしていきたい。
では。