#1824 問いで気づかせ、有能へ近づかせる
子どもは無知な存在である。
「それを知らない」ことすら知らないのだ。
なので、無知に気づかせることが必要となる。
そのためにあるのが「発問」いわば「問い」である。
子どもにとって、自分の頭にないことは意識にすら上がらないのである。
なので、「それを知らない」ということに気づかせるためには、それを知っている教師の発問・問いが必要になるのだ。
これにより、「それを知らない」という無知を自覚することができる。
つまり、「無意識無能」から「有意識無能」に変容するのだ。
そして学級全体で、
「今日はこのことを理解できるようにしよう」
「今日はこれができるようになろう」
というめあてを確認する。
つまり、みんなで「有意識無能」から「有意識有能」になっていくことを確認するのである。
この確認・共有をした後に、それぞれの学習・活動が始まる。
授業の終末では、
「今日はこれが理解できるようになったね」
「今日はこれができるようになったね」
と「有意識有能」に変容したことを確認する。
つまり、この授業で、みんなが向上的に変容したことを確認する。
そして、「無意識有能」にまで到達できるように、これから家庭でも練習していくことを確認する。
これが「授業」という営みなのである。
ぜひとも、この流れを意識した授業を志向していきたい。