#1801 主体的・対話的で深い授業記録
研究授業などで「授業記録」を書く際は、次の3つの視点を重視するとよい。
1 主体的な学びの視点
・教師の問い(課題)は子どもに届いているか。
・子どもは見通しをもっているか。
・授業が子どもの思考の流れに沿っているか。
→教師の指導言、子どもの発言を「縦」に書いていく。
→「主体的」かどうかは、授業記録を「縦」に見る。
2 対話的な学びの視点
・子ども同士の発言はどうつながっているのか。
・子どもの意見の違いが板書などで整理されているか。
・課題や発問に正対しているか。
→子どもの発言のつながりを「横」に書いていく。
→「対話的」かどうかは、授業記録を「横」に見る。
3 深い学びの視点
・目標の実現に向かっているか。
・考える場面が焦点化され、設定されているか。
・学習の「まとめ」は子どもが行っているか。
→学習が「深い」かどうかは、授業記録を「斜め」に見る。
以上のように、授業記録を書いたり、後で分析したりするときは、「主体的か」「対話的か」「深いか」について「縦」「横」「斜め」を重視することが必要となる。
授業記録を書く際に生かすようにしたい。