![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/67774184/rectangle_large_type_2_b5f0fe07cad3858f5d1185c0e703d3ba.jpeg?width=1200)
Photo by
chiyoizmo
#291 評価と成績を分ける
評価と成績は分けて考えなければならない。
成績とは、子どもを「ある観点から見るとこう捉えることができる」という情報を示すことである。
これは学期の最終段階の子どもの姿を分析し、開示していくことが多いだろう。
子ども自身に現状を把握させることもできるし、保護者への説明責任を果たすこともできる。
しかし、評価はちがう。
評価は、子どもの学びを更新していくためのものである。
現状を評価し、適切なフィードバックをしなければならない。
さらに教師自身の授業設計を見直す機会にもなる。
いわゆる形成的評価である。
形成的評価は教師だけの仕事ではない。
子どもに自己評価をさせることもできる。
子ども同士で相互評価させることもできる。
いろいろな形で評価をさせ、学習途中の自分の現状を捉えさせ、学びの軌道修正をさせていく。
この意識が重要である。
評価と成績を混同してはいけない。
成績をつけることを目的とするのではなく、子どもを成長させるために形成的評価をしていかなければならないのだ。
気を付けていきたい。
では。