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narukuni
#637 情報は全てさらけ出す
教師はよく情報を小出しにする。
資料に空欄を作ったり、一部を隠したり。
そのような工夫は、子どもの知的好奇心をくすぐるだろう。
しかし、いつまでたっても子どもは受け身である。
なぜなら、そのような教師の「仕掛け」がなければ、子どもは興味を示さないからだ。
子どもの興味を引くためにおこなった情報の小出し作業が、かえって子どもを受け身にしてしまうのである。
いつまでも、教師に依存する子どものままにしてしまう。
教師がいなければ、学べない子どものままにしてしまう。
それではいけない。
ではどうすればいいのか?
情報は小出しにせず、最初から全てさらけ出せばいいのである。
教師の情報、手の内を全て開放する。
事前に全て公開する。
情報を全てさらけ出すことで、「学びの準備」が完了する。
あとは、それらの情報のもと、学ばせていくだけである。
これにより、「教師が小出しする情報」を待つことがなくなる。
子どもは能動的に学び出すのである。
このような流れが一番シンプルなのである。
情報を小出しにするのは、教師のエンターテインメント性を高めるためである。
子どもを受け身にしてしまう「仕掛け」なのである。
情報は事前にさらけ出し、学びの構えをもたせるようにしたい。
では。