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#1374 協働的な学びの本質
「令和の答申」において、「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実が求められている。
この2軸の学びは相反するものではなく、文字通り一体的に充実させることが重要となる。
なぜなら、子どもの「学び」というものは、協働的な場に支えられて生起し、最終的には個に還元されるからである。
そして、「学びが個に還元されて終わり」ではない。
多様な「個」が多様な「他者」と関わる中で得たものを自分自身に生かし、自分が所属する集団をよりよくすることが重要となる。
つまり、「個」の学びが「集団による協働」を通して一層深められ、さらに多様な「個」の学びが「集団による協働」の質を高めていく。
そのような現象を、授業を通して経験していくのである。
これが「協働的な学び」の本質である。
「協働的な学び」というのは、けっして「子ども同士の対話を重視する学び」ではないのだ。
最終的に、個の学びが深まり、「集団をよりよくしていく」「集団の質を高めていく」という視点が必要不可欠なのである。
そして、それを実現するのが「学級会」なのである。
常に意識していきたい。
では。