#1816 ブラックな技術で子どもをノせる
今回は、中村健一氏の『ブラック授業技術』からの学びを整理していく。
・「フリ」「オチ」「フォロー」を意識する。
※できたらほめる、だめなら叱る。
・誰が対象かを明確にして「フォロー」する。
・はじめに「全体像」から説明する。その後に「細部」を説明する。
・「どうなったらいいか」「どうなったら勝ちか」を明示する。
・「全員起立」から始まるチェックで、全員参加させる。
・子どもを細かく動かせば、細かくほめることができる。
・「拍手」という賞品で場を盛り上げる。
・選択肢を設ければ全員参加できる。
・順番は演出である。順番で盛り上がり方が変わる。
・「クイズ」と言うだけで盛り上がる。
・「語先後礼」で礼儀を教える。
・「前説」を応用して、教室の空気を温める。
➀拍手 ②声出し ③笑い
・「拍手」を強要して空気をつくる。
・「早口言葉」で声出しさせる。
・教師と子どもたちで「お約束」をつくり、ライブ会場にする。
・短い「返事」で声出しをさせる。
・ポイントの「繰り返し」で重たい空気を変えていく。
・教師の話し方のテンポとリズムで子どもをノせていく。
※教師が早口で話す。
・遅い子どもに合わせるのではなく、教師のテンポに慣れさせていく。
・子どもに「オチ」を担当させ、教師の「フォロー(ツッコミ)」で笑いを起こす。
・教室を温めても、ザワザワは鎮めなければならない。
・「音」を消すための帯活動を仕組む。
・学校全体でも「沈黙」の時間をつくる。
・「終わったらどうするか」を明示する指示を出す。
・挙手指名ではなく、書かせた後に列指名をする。
※意図的指名でもOK。
・「四分六」の板書の構えで子どもたちを監視する。
・指示を出したら、全員の様子を観察する。
・ハッタリをかましてでも、「〇人やっていない」と指摘する。
・空白の時間を絶対につくらない。
・保護者は「テストの点数」でしか教師を評価できない。
※なんとしてでも、テストで高得点を取らせる。
・若手や同僚に何かを教えるときは、自分の失敗談をもち出す。
・保護者を言い負かすことはしない。
・行事は「遊び」ではない。指導して鍛える。
・「授業スタンダード」では、「追究の鬼」を育てることはできない。
以上が、書籍からの学びである。
子どもがなかなか授業にノらないとき、子どもを授業に全員参加させたいとき、上記の技術を使っていきたい。