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kiraku_san
#115 ものの見方・考え方を教育に生かす
新学習指導要領では「見方・考え方」が重視されるようになった。
各教科特有の見方・考え方を手段として、子どもに資質・能力を身につけさせることになる。
しかし見方・考え方は手段でもあり、「鍛えるべきもの」つまり目標でもある。
見方・考え方を使わせながら、それを鍛えていくことが重要である。
つまり「見方・考え方」とは、「子どもに身につけさせたい学び方」であると言える。
それが習得できれば、大人になってからも活用することができる。
「一匹の魚をあげるよりも、魚の捕り方を教える」イメージである。
また「見方・考え方」は、子どもだけに重視させるものではない。
「見方・考え方」は「教師が習得したい教え方」でもある。
つまり各教科で授業を進める際や授業を構想する際に、教科特有の「見方・考え方」を意識しなければならない。
それが「意味のある」授業につながる。
そう考えると「ものの見方・考え方」というのは、「人としての生き方」そのものであると言える。
子どものうちに身につけさせ、大人になってからもそれを活用し、豊かな人生を送っていけるようにする。
「ものの見方・考え方」を十分にもった、「人間らしい」学習者をこれからも育てていきたい。
では。