#1675 見方・考え方を軸にした「一斉→個別→一斉」という単元構成
これからの授業づくりにおける単元構成は、教科等特有の見方・考え方を軸とした「一斉→個別→一斉」というデザインが理想であると考える。
まず単元の前半では、「一斉授業」を行う。
この一斉授業において、単元を貫く見方・考え方や課題意識をもたせるようにする。
次に単元の中盤では、「個別学習」を行う。
前半で確認・共有した見方・考え方を働かせて、個々のペースに応じて学習を進めるようにする。
この1単位時間における「個別学習」をデザインする際は、前半を「指導の個別化」、後半を「学習の個性化」に充てるようにする。
最後に単元の終盤では、再度「一斉授業」を行う。
ここまで働かせ続けてきた見方・考え方を活用し、応用問題を全体で解くようにする。
そして、単元全体の振り返りでは、ここまで共有してきた見方・考え方を振り返るようにする。
「見方・考え方」というものは、この単元だけではなく、将来の学習にも活用できることを意識させる。
このようにして、「学びのつながり」の大切さを明確化させるのである。
このような「見方・考え方についての振り返り」をすることで、その単元で学んだ見方・考え方を、次回以降の単元でも活用していくことができるのである。
ぜひとも、上記のような「見方・考え方」を軸とした「一斉→個別→一斉」の単元デザインを模索していきたい。