#1552 道徳科における「学びの積み重ね」による変容の可視化
道徳科の授業は1時間完結型が多い。
単元で授業を構想することが難しいのだ。
ゆえに,「学びの深まり」がなされないまま,1年間を終えることになってしまう。
この構造を打破するためには,授業終末における「振り返り」を蓄積するとともに,振り返るための視点を共有することが必要となる。
そのための視点が以下である。
①今回の道徳授業の学びが,次の道徳授業の学びにどのように生かされるか
②今回の道徳授業の学びが,同じ内容項目の学びにどのように生かされるか
③他教科等における道徳教育の学びが,今回の道徳授業の学びに
どのように生かされるかまた,今回の道徳授業の学びが,他教
科の学びにどのように生かされるか
この学びの連続性(積み重ね)の三つの視点から,自らを振り返ることができるようにすることが重要である。
これを蓄積したり,集団で共有したりすることで,個々の道徳科における「学びの深まり」が実現していく。
道徳科の授業の振り返り指導に,ぜひ生かしていきたい。
では。