個人的クリシェ本リスト
クリシェ本とは?
読んでいる人が多く、話題に上がりがちで、読むために専門的な知識や優れた知性を特に必要としない本。
意地悪な言い方をすると、「これ読んでる俺/私って知的だわ〜」と思ってると読書家やインテリに舐められそうな本。別にそこまで知的でなくても読めるし、割とみんな知ってるから、あんまりインテリ顔できない。今更ドヤ顔でこの本の話をしてると、なんならちょっと痛いまである。(ちょっと言いすぎた。ごめん)
古典的名著なども多くの人が知る本ではあるが、それらは読むのが大変なので骨太本として呼び、クリシェ本とは分けて考えることにする。
クリシェ本リストを作ってみる
クリシェ本という概念は、僕の好きなラジオ「ゆる言語学ラジオ」から着想を得ている。
ゆる言語学ラジオの上記の回では「裏切り本」「出オチ本」「骨太本」「論文傾向」など、本に関するさまざまなミームが提案される。
彼らは、クリシェ(使い古された)ネタを小馬鹿にしがちなのだが、逆にクリシェばっかり言う回もやっていた。
この回を見て、ゆる言語学ラジオのお二人に「それってクリシェですよね」という刃を向けられたくない人向けのブックリストがあったらいいんじゃないかと思った。
そこで、私なりのクリシェ本リストを作ろうと思う。
あまり本とか読んだことないけど、ちょっと賢そうな本読んでみたいんだよなっていう人はこのリストの中から読む本を選んでみるのもいいかもしれない。
クリシェ本に関する異論、批判、指摘はいくらでも受け付ける。妥当だなと感じたら修正するので、どしどしコメントなどを寄せていただけると助かる。集合知で最強のクリシェ本リストを作ろう!
選書基準と備考
現代文得意な中学生高校生が読めるレベル。
小説以外。目的が文学的、エンタメ的でなければ物語形式のものも今回は含めた。
ジャンルに囚われずに集める。
私の独断と偏見。できるだけ趣味による選書を避けたが、多少趣味が反映されているかもしれない。
リストは随時修正していく。
思いつくままに書いてしまったので、いつか整理する。
同じ著者で複数クリシェ本がある場合はそれも合わせて載せている。その際、少しマイナーなのも紛れ込んでいるがそれは許して。
kindleがあるやつはできるだけkindleにしている。
これが教養クリシェ本だ!!!
銃・病原菌・鉄
大学生協とか行くと絶対見るやつ。これ読んでないと、インテリの名折れという感じ。僕はサーっと斜め読みして、読んだ振りをしている。
サピエンス全史
これ読んで得た知見をもとにして小レポートを書いてしまった大学1年生の恥ずかしい記憶がある。一般書をもとにして小レポートて…。
失敗の本質
最初の方はざっくり読み飛ばしてもいいと思う。第1章はかなり具体的なので、歴史に興味ないと「ふーん」って感じ。そういう人は後半の分析を読むと面白い。
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
Twitterでとやかく言われがちなブレイディみかこさんの最近の代表作。
寝ながら学べる構造主義
論文の教室
思考の整理学
知的創造のヒント
乱読のセレンディピティ
知的生産の技術
経済学的思考のセンス
動物化するポストモダン
ゲンロン戦記
存在論的、郵便的
東浩紀さんの流れでついでに紹介したが、『存在論的、郵便的』は骨太本。この手の本にかなり慣れてないと読むの結構大変だと思う。
14歳からの社会学
SAVE THE CAT の法則
脚本作りの指南書。
誰が音楽をタダにした?
ストーリーとしての競争戦略
知的複眼思考法
これ大学1年生のときに読めて良かったなぁと思う。大学新入生必読だと今次的には思ってる。
「自分の頭で考える」ってどういうことだろう?って思ったことある人とかにおすすめ。
現代経済学の直観的方法
利己的な遺伝子
日本語の作文技術
癖のない日本語の書き方がわかる本。文豪みたいな文章じゃなくて、誤解のないフラットな文章力を手に入れたい人向けの本。これも大学新入生が読むと、レポート書くのが楽になるかも。
マクニール世界史
構造と力―記号論を超えて
これからの「正義」の話をしよう
実力も運のうち
良い大学に入れた人、必読。個人的には調子に乗るな本として受け止めている。
ハーバード白熱教室講義録
それをお金で買いますか
ヘンな論文
論文って面白いんだなと思える本。中学生・高校生くらいにこの本を読めたら最高。
もっとヘンな論文
フェルマーの最終定理
暗号解読
宇宙創成
数学者たちの楽園
代替医療解剖
動的平衡
生物と無生物のあいだ
読んでいない本について堂々と語る方法
ヴェニスの商人の資本論
貨幣論
ファスト&スロー
バカの壁
唯脳論
FACTFULLNESS
暇と退屈の倫理学
自分の中に毒を持て
「死」とは何か
完全翻訳版と抄訳版があるので注意。
イシューからはじめよ
知の編集術
多読術
本を読む本
ヤバい経済学
社会を変えるには
日本社会のしくみ
砂糖の世界史
人新世の資本論
バッタを倒しにアフリカへ
ケーキの切れない非行少年たち
コンテナ物語
君たちはどう生きるか
嫌われる勇気
なるほどデザイン
伝わるデザインの基本
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