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【HSCは自律神経が乱れやすい?ストレス解消法は】

「自律神経」は「交感神経」と「副交感神経」から成り立ち、緊張とリラックスが調和して体のバランスをちょうど良い具合に保つ役割を担ってくれています。

自律神経のバランスが乱れると、動悸やめまい、肩こり、頭痛、イライラ感などのつらい症状を繰り返し起こすことがあり「自律神経失調症」と診断されてしまうこともあります。

自律神経失調症を引き起こす原因はさまざまで、家庭や学校、職場での人間関係、結婚や出産、育児、介護の問題、ホルモンバランスの乱れなどによるストレスが影響しているものと考えられています。

また、本人の性格や気質、思考なども影響するとされており、神経質で几帳面な性格の方や敏感な気質を持つHSP(HSC)気質の方は注意が必要だと言えるでしょう。

今回は自律神経失調症の5つのタイプと、ストレス不調の対処法について解説したいと思います。


「自律神経失調症」は5つのタイプ

・本態性自律神経失調症

このタイプの人は、生まれつき自律神経の調節機能が乱れやすい体質にあり、いつも「めまいがする」「肩がこる」「だるい」といった体の不調があります。

体質を改善するためには睡眠、食事、仕事と休養のバランスなどのライフスタイルに注意する必要があります。


・神経症型自律神経失調症

不安や恐怖などの心理的要因が強いために、自律神経に変調をきたし原因不明の不快な症状(不定愁訴)が表れます。

自分の体の不調に敏感で、日常の些細なことでも気にしやすい人に多いようです。


・心身症型自律神経失調症

日常生活における心身のストレスが原因で発症することがあり、心と体の両面に症状が表れやすくなります。

「自律神経失調症」と診断される患者さんの約半数がこのタイプに該当するとされています。

このタイプになりやすい性格傾向としては、周囲に気をつかい過ぎて自分の感情を抑え込んでしまう、人から頼まれると断れず、周囲との関係を重視するあまり言葉や態度で表すことができないといった過剰適応してしまうタイプの人が多いようです。

対処法としては、ストレスとなっているライフスタイルを見直し、日常生活を改善することが求められます。


・抑うつ型自律神経失調症

慢性的なストレスの蓄積などから、うつ状態になり自律神経に不調をきたします。

疲労、倦怠感、不眠、食欲不振などが主な症状として表れやすいです。

性格傾向としては、几帳面な人や完璧主義の人、執着心の強い人、気分が沈みがちな人などが該当すると考えられます。

性格や生活習慣のゆがみを修正する心理療法が有効とされています。


・生活習慣性自律神経失調症

夜更かしや職場の勤務時間帯が不規則なために睡眠リズムが乱れ、自律神経のバランスが乱れて発症するとされています。

近年増えているのが、このタイプの自律神経失調症です。

休息すべき時間に交感神経が興奮し、反対に活動すべき時間に交感神経が正常に働かないため、日常生活に支障をきたします。

対処法としては、睡眠を十分に取ることを中心とした生活リズムの改善が必要です。



「自律神経失調症」をへのストレス対処法

・「イラッ」とを見逃さない

「イラッ」とした段階で自分の感情を抑制したり、怒りをコントロールし過ぎたりすると、次第に体内のエネルギーが枯渇し、心身ともに疲労困憊状態になってしまいます。

そのまま放置していると、イライラ、モヤモヤもできなくなり「ただ疲れる」「気力が全く起きない」といった状態になりうつ病へとつながってしまうこともあります。

つまり「イラッ」とした時は、ストレスを受けた体の中にまだ「気力」が残っている状態だと言えます。

この段階でストレスを受けていることに気づき、対応策を講じると、不調が深刻にならずにすみます。

・朝陽を浴びる
朝に太陽の光を浴びると心身が活動状態になり、ネガティブな気持ちが和らいで幸福感がアップします。

また、体内時計を整えてくれるため、自ずと自律神経のバランスも整います。

朝陽浴びると夜には、睡眠を促すホルモン「メラトニン」が分泌され、安眠効果も期待できます。

朝起きたらすぐにカーテンを開け、全身で太陽の光を浴びるよう習慣づけてみてはいかがでしょうか。


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