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熱い思いがあれば伝わる~MIRAGE THEATRE 映画レポ
先日行われた映画イベントで3本の映画を観た。
女性監督の熱い思いに心をうたれた。
覚え書きを兼ねて。
いきうつし
あいち女性映画祭でグランプリを受賞した、田中晴菜監督作品。他にも多数受賞。
「生き人形」に重力を感じ、これを作った人をクローズアップしてみたい・・・
髪の毛一本一本、きちんと植えられた精巧なつくり。
あまりの衝撃と感動だったのだろう。
作品から充分思いを感じる。グランプリ受賞は、うなずける圧倒的な作品。キャストが何役も演じ、わかっていても引き込まれた。
絵の美しさは言うまでもない。美しいグレーディング。私もゆっくりじっくり自分の作品を作ってみたいと強く思った。
桑の実
谷口未央監督作品。長浜の曳山まつりが題材となっている。お祭りのあまりのカッコよさに、映像として残したい強い思い。彼女の執念のようなものを感じた。
失われていく地域文化の伝承。映画として残すって本当に素敵。
桑の葉を食べる蚕、紡績工場。
以前、自分が羊毛からウール生地に仕上がるまでの映像作品を制作したこともあり、胸が熱くなった。
(紡績工場の撮影で私はカメラを壊した)
スタッフは5,6人、カメラは一台。
スタッフが少なくても、高解像のカメラでなくても熱い思いがあれば充分に作品として成立する。
素晴らしい作品だった。
なみぎわ
以前映画祭でも観たので2回目。
常間地裕監督は現役の大学生。
撮影手法を上映後に聞き、これまた胸アツである。
真似してみたいが、体力が必要・・・
ワンカットにみせるテクニックが素晴らしく5カット目ぐらいからどっと疲れて数えるのをやめた。
リアルな現代を生々しく描き、子供たちはこのようにしっかりと世の中を見てるのだなとすごくドキッとする内容でもあった。
イベントは疲れないよう、映画~トーク~少し休憩となっていた。
監督や役者の生の声が聞けるのは貴重。
映画ブログを運営している、涼夏さんならではの素敵な企画だった。