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25周年に向けて ③

12月12日は「いい字・いち字」ということで漢字の日とされていて、毎年「今年の漢字」が原則としてその日に発表されるのだという。

私にとって12月12日は毎年、1つ年をとる日だ。今年も無事、その日を迎えられたことに感謝している。

一方で、52歳初日から、人生の53年目もまた「得体の知れないもの」と闘う1年となることを思い知らされた。

保護者の方を始め子どもたちの周囲にいる大人たちに、言うべきことはきちんと言うという姿勢を改めて強化することを心に誓う誕生日となった。

入試は、単なる通過点。

寺子屋かめいは、その先を見た学習環境を提供することを目標としている。

入試に合格するためを含め、子どもたちの進路に必要なサポートはできる限り提供するけれど、あくまでも寺子屋かめいは「学習塾」。それをしたら、今点数が取れ、成績が上がるかもしれないけれど、先で子どもたちが苦しむ可能性が高いとわかっている何かをさせることはできない。

ましてや、それが「大人たちの都合」、「大人たちのエゴ」のためであればなおさらのことー。

本来、傾向と対策は、自分で考えるものだ。特に、対策は人によって違うものだ。

前にnoteでも書いたけれど・・・

単語の覚え方も、人によって違う。「何度も書け」と言う人がいるが、書くことがいやで、英語が嫌いになったり、漢字がいやになり、学習から離れていく子も少なくはない。

自分の対策ーそれは、いろんな方法を聞き、試し、自分で見つけ出すしかない。

それを見つけ出すお手伝いをしたいと思っている。

大学受験は、受かればこちらのものとも言える。そのあとは、ある程度、本人の気持ちと努力次第。それでも、大学もまた、小手先の努力で自分を過信してきた若者には、挫折の場所にもなる。

一方、中学・高校受験は、受かったあとも同じような努力または、それ以上の努力を必要とするのに、小手先のテスト対策、成績重視の学びは、子どもたちの息切れを引き起こす。

息切れを起こし、大変な思いをしている子どもたちをたくさん見てきた者として、小中学校の間に、自分のペースを知り、自分で学習できる土台を作るための時間を子どもたちに十分に与えることの大切さを訴え続けたい。

学校の成績など、狭い世界の1つの評価に過ぎない。

それに一喜一憂ばかりして対策をイチイチ考えていたら、学ぶべきものが学べない。

そんな姿勢を貫きながら25周年を迎えたいと思っている。

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Terakoya Kamei
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