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本当にそうなのか? ②

来週、初めての定期試験に臨む中学1年生たちに

「問題は、点数ではなく、自分たちがどれだけわかっていて、わかっていないのか。そして、どれだけわかっていなきゃいけないのに、わかっていなかったのか。それをきちんと確認して、次につなげるのであれば、私は点数にはこだわらない。点数はどうでもいい。」

「でも、テストに臨むときは、100点を目指すつもりで、3秒前の自分はもう今の自分とは違う人、だから『間違っているかもしれない』と思って、確認、見直しを怠らないでほしい。」

と、伝えると、横にいた中学2年生が

ーでも、点数悪いと成績が悪くなって、高校に行けなくなるやろ。

と言い出した。

いや、高校には行ける。
行ける高校はある。

ただ、日頃からきちんと勉強をしておかないと、君が、今は目標がないにしても、急に目標ができたとき、行きたい高校に行けるかどうかがわからないだけ。

でも、それにしても、高校に関しては、目標ができてそこからの頑張り次第ってところもある。

オール2で、入試の2週間前から頑張って地元の工業高校(この辺では人気校)に行き、大学、大学院まで出ている生徒もいれば、オール5でも、実力がなくて、本番のテストでうまくいかず行きたい高校に行けなかった子だっている。

勉強は何のためにするのか
テストは何のためにあるのか

それをきちんとわかっていれば、自ずと結果はついてくる。

そう言い続けている。でも、

大人たちが、子どもたちに勉強させようと躍起になって言うウソが罪深いー

と、思うことが増えている。

勉強って、本当はもっと、自分以外の人や、自分の知っている世界の外側に興味や視野を広げていくもので、うちへ、うちへ、自分が、自分がと、こんなに内向きにさせるためにするものではないのに・・・。

一生、勉強は続き

いつまでも、一時的な目標を与え続けることはできないのに・・・

宿題やら、試験やら、課題やら、受験やら・・・短期的な目標を与え続けて、

しないと
できないと

人生行き詰まるかのようなことを言うのではなく、きちんと子どもたちと向き合って伝えてほしい

点数ではなく、そこから自分たちが何を考え、次、どうしよう、どうすべきだと思うのか

が大切だ

と、

定期試験ー

特に中学生の定期試験が近づくと毎回ぼやき、ときには叫んでさえいるような気がする。



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