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Small Talk ⑦

英語をどうしたら面白いと思えるのかー

そんな質問を、土曜日、生徒にされた。

私は、英語を面白くないと思ったことがないので、かなり難しい質問だけれど、

私の考えを伝えてみた。

私は、英語を勉強するのではなく、英文が伝えてくれることを知りたいと思って英語の文章に触れたり、感じたりしていたから、楽しかったのだと思う。

英文の伝える内容、イメージを想像してみてほしい。

例えば、このところ日曜日の課題にしてる「ことわざ」

日本語では船頭、船、山で表す同じような意味のものが、英語では、コック、スープで表される。

日本語では「郷」なのに、英語では「ローマ」を使う。

そこからローマについて考えることもできる。

面白くない?

というと

「わからない」と即答された(._.)

日本語では出世魚という形で成長によって名前を変える魚も、英語では1つの名前。一方、英語では牛を表す単語がいくつもあるだけではなく、お肉になるとまた言葉が変わる、でも、日本じゃ、ほとんどの人にとって「牛」は「牛」ー茶色かろうが、白黒であろうが、黒かろうが、そして、牛であろうが、豚であろうが、鶏であろうが、肉は、肉だ。牛をつけたり、豚をつけたり、鶏をつけたりして分けるだけだ。

アメリカに住んでいたとき、イスラム教徒の友人が、モールのカード売り場で可愛い豚の写真を指差して、「ポーーーーク!!!」と叫んだのを聞いて、私は笑いながら、

それは、ピッグだよ。

と、伝えた。豚を不浄な動物とするイスラム教徒たちにとっては、豚は食べてはいけない動物。危険なポークでしかないのだろう。

言葉は文化を表す。

そして、言葉はイメージと情報を運んでくる。

そんな面白さに気づく前に、子どもたちにとって英語が、教科であり、外国語学習は、勉強でしかないようになってしまっていると思う。

または、褒められるための道具であったり、叱られる原因であったり、、?

そうなる前に、通い始めてほしいなぁ

と、思う一方で

中学生、高校生で「嫌い」だという生徒たちが、少しは楽しいと思ってくれるように、いろんな話をし続けたいと思っている。

世間話、風に 笑

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Terakoya Kamei
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