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栗の渋皮煮

先日、農家の白石さんの畑で栗拾いをさせて頂いた。

先生がその栗を使って、栗の渋皮煮を作っていたので味見させて頂いた。
その時に、どのように作ったのかを聞いたらとても手間暇がかかっていた。
今まではそんな事を気にせずパクパクと食べるだけだったけど、これからはもっと大切に食べようと思った程シンプルだけど丁寧な作業がいくつもされていた。

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やっぱり聞いて終わりではなく、実際に作ってみたいと思い時間が出来た時にやってみた。
まずは鬼皮を剥く。栗は渋みが強いため、その渋みを取るために重曹を入れて湯がく。今度は重曹の味を取るために、新しい鍋に湯を沸かし栗を移し湯がく。また別の鍋に湯を沸かし栗を移し湯がく。を3〜4回繰り返す。徐々に水の色が澄んでいく。
ちょろちょろと水を出して、栗を少しずつ冷やす。そして、竹串を使って黒い筋を取り除く。
これで、栗の下準備が完了。

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次は蜜を作って煮る。
蜜で煮込む時にポイントなのが、最終的な甘さの量の砂糖で最初から煮込まない。
煮ながら砂糖を加えていくことでより中まで甘味が染み込むそう。

初めて栗の渋皮煮を作ってみて、こんなにも工程があるのだと知ることができた。そして、聞いただけでは分からないことが沢山あることにも気づけた。季節を感じるレシピを、この島でもっと学びたいと改めて感じた。

次はどんな食材に出会えるかな。

(文:森塚)