久しぶりのアート探訪「ダミアン・ハースト 桜」
〜毎日note734日目〜
おはようございます。Etoile Pilates 寺田マリです。
冬に逆戻りしたような、冷たい雨の朝。今日も早朝クラスのお仕事から始まります。
すっかり桜も花を落としたところですが、昨日空き時間で国立新美術館で"お花見"をしてきました。
会場に入った瞬間から広がる景色に、思わず笑みが溢れ、ため息が溢れるような。
真っ白な空間に、さまざまなテーマで表された"桜"が存在していて。
絵の具の厚みもあってなのか、まるで浮かび上がってくるような、飛び出す絵本に囲まれているような気分。
晴れ渡る青空の下に咲くものもあれば、夕暮れから日没の頃の空に浮かぶもの。
抽象的なテーマをもって描かれた桜の木も。
どのテーマの桜も共通するのは、幸福感に満ち溢れた感覚で見られるということで。
確かに桜というのはとても儚いものなのだけど、生き物において肉体の死は"終わり"を意味するけれど、精神はずっと生き続けているような。
そんな"普遍的"なものを、儚さの中に見出せる。
なんというかなぁ……愛がいっぱいな、感じがしたんですよね。
幸福とか、平和とか、愛とか。
そういうイメージがぶわーっと、浮かんでくるような感じ。
そして、これほどまでに見る角度によって感じ方が変わる作品てあるんだろうかというくらい。
近くで見て、遠くから見てっていうだけじゃなくて、斜めから見てみたり、横から見てみたり。
自分がふと振り返った瞬間の見え方だったりが、全部違うんです。
たぶん、"私はこの角度から見たこの作品が好き"みたいな見方が出来るもの。
本物の桜の木同様に、様々な角度から見て楽しめる。
沢山の桜に包まれて、桜が抱く愛に包まれて、なんだかとてもハッピーな気持ちで展示スペースを後にしました。
帰りがけにミュージアムショップに寄ってみたら、限定デザインのモレスキンのノートを見つけてしまって。
気持ちもハッピーだし、ときめいちゃったら止まらないので思わず購入。
まあ、良いよね。春だし、桜だし☺︎