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苦手なものほど教えに適しているらしい

こんにちは。ピラティスインストラクターの寺田マリです。

私が高校生の頃、キリスト教系の学校に通っていて、その当時の聖書科の先生がこんなことを話していました。

”得意なものを教えるのは難しい。
しかし、苦手なものほど、教えには向いている”

私、すごく単純なので、あまりこの言葉の意味が当時は理解できませんでした。予備校の先生やアスリートは、その道のプロなわけで、そういう人たちは、そのものが得意だから指導もできるんじゃないかと考えていました。

しかし、いざ自分がピラティスインストラクターの道を進もうと思ったとき、やっと当時の先生が言っていたことが理解できました。

私は何度もnoteでお話していますが、もともと運動能力が高いわけではアリません。子供の頃から続けているバレエも、もとは運動のためと喘息の治療の一環ではじめました。

俗に言う、運動音痴。身体を動かすことがとにかく苦手でした。水泳もダメ、走ってもダメ、球技なんてまるでダメ…高校時代、バレーボールの授業が嫌すぎてサボりにサボっていたことを思い出します。笑

ピラティスのインストラクターの養成コースに入ったときも、何かと壁にはぶつかりました。こんな簡単なことが、単純な動作が、どうしてできないんだろう?と、認定試験を受けるまでの一年間、日々自主練を続けました。

先輩インストラクターのアドバイスや、解剖学で身体の仕組みについて学ぶこと、そして、自分でいろいろ試して自分の感覚からフィードバック…これをずっと続けることで、いままで出来なかったことが少しづつできるようになりました。

練習期間を振り返り、わかったことは、自分の苦手を克服すること、出来ないことに挑戦して、できるようになる喜びを知っているということは、そのものを指導する上でものすごく大事な感覚なんだということです。

そして、この感覚が、高校時代の先生が言っていた、”得意なものを教えるのは難しい。しかし、苦手なものほど、教えには向いている”ということなんだなと思いました。

苦手なことを克服することで得られる感覚や知識は、得意な人や器用な人には認識できていない部分かもしれません。

でも、この感覚と知識があるから、初めてピラティスを体験する人や運動が苦手な人の気持ちが理解できるし、できるようになっていく喜びもお伝えすることができます。

自分の体についての学びはまだまだ、発展途上な部分もいっぱいあります。もっともっと知識を深めて、もっともっと自分の体も向上させて、たくさんの人に身体が変わっていく喜びを届けられると良いなと思います。


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寺田マリ
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