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目に見えるものを純粋に表す
〜毎日note643日目〜
おはようございます。Etoile Pilates 寺田マリです。
昨日、仕事前に観てきました、『印象派・光の系譜』展について、今日は感想をnoteしていきたいと思います。
朝10時の丸の内の街はあまり人も多く無く、かといって閑散としているわけでもなく。
古くから残る立派な建物たちが陽の光を浴びて燦々と輝くのを見るのは、とても清々しく感じられました。
美術館の中は、平日の午前中でもまあまあな賑わい具合で。
時間に限りがあったので、どっぷり堪能するまではいかずとも可能な限り味わってきました。
そもそも"印象派"というものをあまりよくわかっていないわたくし。
印象派とは、どんなものなのか?簡単に調べてみました。
室内で職人のように作品を作り上げた写実主義に対し、屋外へ飛び出し眼に映るものをそのままに映し出した印象主義。
描く側の心情や印象をそのまま描き出すというところに私はとても興味をそそられるし、共感する。
写真を撮る方がよく、”#キリトリセカイ”とハッシュタグをつけているけれど、なんとなくそんなイメージと近いのかなぁなんて思う。
そんなあまりにも簡単な知識だけをざっくり頭に入れて、今日の作品に向かい合ってみた。
光を描き、煌めきを描き…淡い色調のものもあれば、暗い色調のものもあるけれど、どれも”いま、この瞬間”に目の前に広がっている景色を、生き生きと筆を走らせて描かれたものだと思うと、ため息が出た。
素敵な瞬間に、私は時を超えて立ち会っているんじゃないかと。
昼間の仕事を終えて一時帰宅した際にちょうど見上げた空が、まるで今日観てきた絵の中に出てくるような淡いブルーとグレーと、夕日のオレンジの絶妙なグラデーションで。
それがとても美しくて、ふと思ったんだよね。
絵を見ている瞬間、私はきっとその作者と、その眼に映るものを共有したんだなと。
モネの”睡蓮の池”には解説が添えられていて、その中の一文が今日のnoteのタイトルになっている。
”目に見えるものを純粋に表す”
きっと”純粋に”というのが大事で。
嘘がなく、しがらみもなく、その人が感じたことをその身そのままに表すということ。
”空気なんて、読むものじゃない。吸って吐くものだよ。”って、彼らも言っていたのかもしれないな。笑
だから、しっかりと印象派というものに向き合うことができて良かったです。
ただ価値があるとか、名作だからとかじゃなく。
私も一人の人間として、作品と向き合うことができて良かった。
生きていく上で大切なことを、たくさん教えてもらった気がします。
今年のアート初めに相応しい作品たちとの出会いに感謝して😊
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