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昭和生まれが大学院の授業に持っていくべきものは(通学準備と持ち物リスト)

「来週からクラスが始まります。私行きますけれどもよろしいか」

そんなメールを大学の事務局に送った。

アンダルシアの中央システムでは書類も全て確認済みの上で合格になっているにもかかわらず、依然として「入学ですね」という言葉は大学から聞けていないからだ。先日などは、「まだ書類確認中やから『条件付き合格』でもいい?外国人やから時間かかるねん。万が一書類足りなかったら入学取り消しになるけど」と連絡があったぐらいだ。


月曜日にメールの返事があった。

「来ていいよ。まだ書類確認中やから、まあなんかあったら連絡するわ」


そんな感じなので、よくわからないままに来週から労働学生生活が始まる。

最初の学期は月曜日から金曜日まで毎日夕方からクラスがある。

そのため、日本語のクラスは週末に、書き物系の仕事は平日の朝にしようと考えている。


通学準備


電車で学校に通うことになった。

普段、この町から出ない私にとっては大冒険だ。

早速、定期券のようなものを購入した。


どうやら、私の乗る電車は全席指定のようだ。
そのため、事前に座席を予約しなければならない。

アプリを携帯にインストールし、来週1週間分の電車をひとまず予約した。

翌週分も予約したいのだが、まだ予約不可の状態だ。


下見に行ったときにわかったことがあった。

その日の電車によって、

・到着時のアナウンスがない
・車内の表示もない

そんなこわいことがあるようだ。

何の前触れもなく、電車が1分ほど停車し、また次の駅を目指して進んでいく。車窓から見えるのどかな景色が目を楽しませてくれるのは嬉しいが、自分がどこにいるかは全くわからない。

そんなわけで、下見の日は大いにあせった。

隣に座っていたお兄さんに話しかける。

「あの、今どこですか! 〇〇駅にはもう着きましたか?」

携帯で映画を見ていたお兄さんは、私が急に話しかけたせいか、「わあ!」と言ってイヤフォンを床に落としてしまった。

「いや、ここは△△駅だよ。〇〇駅はもっと都会で、あと2駅先だよ」

笑顔で答えてくれたお兄さんにお礼を言う。

結果的に、〇〇駅は2駅先ではなくて、1駅先だったけれども。


うっかりしていたら、乗り過ごしてしまうかもしれない。

集中力が試される、スリル満点の通学時間になりそうだ。

そして、電車は5両ぐらいしかない。

満席で予約ができない場合は、どうやって通学するんだろう。

そういう難しいことは、少しずつ考えていくことにしよう。


持ち物


無印良品のリュックを購入した。
学生の雰囲気が出てきた気がする。
普段、外出時には小さいかばんに数ユーロ忍ばせているぐらいなので、リュックを持つこと自体に緊張する。
さあ、何を入れていこうか。

今のところ次のようなものを考えている。

・ボカディージョ(サンドイッチ)
夕方からのクラスとはいえ、やはり、ボカディージョは欠かせない。持ち物リストの最初に持ってくるところが自分でもなんともいえないが、腹が減っては軍はできぬというではないか。

・ノートパソコン
日本で購入した14インチのものを持っていく予定。

・ノート
昭和生まれには欠かせない。久しぶりすぎて、授業の内容を手書きでメモするのか、パソコンでタイプするのか、決めかねている。

・筆記用具
湯島天神で買ったペンをお守りに。そのほかいろいろと。ペンや鉛筆がかわいいとやる気が出るかもしれない。

夫がかわいいノートをくれた。

・ICレコーダー
第三外国語のスペイン語でクラスを受けるため、授業内容を何パーセントぐらい理解できるのか自分でもわからない。せめて宿題が何かぐらいかはわかっておきたい。自分のスペイン語力を過信せず、わからないときはわからないと言おうと思う。

・辞書
昭和生まれの私は、紙の辞書を愛用している。日本語も英語もスペイン語も基本的に紙の辞書がいい。ただし、持ち運ぶには重いだろう。そして、クラスで紙をしゃかしゃかめくっていたら、目立つだろう。何より、調べる時間がかかって仕方がない気がする。
iPhone用のよい辞書アプリがあるのだが、私の携帯はアンドロイドだ。技術的な単語をささっと調べたいときに、何かよいものはあるだろうか。もしスペイン語・日本語でなければ、スペイン語・英語のアプリを探してみよう。

これを持っていこうか迷っている。


・お菓子と飲み物
お菓子は、日本で買ったビスコとブルボンのバームロールがひとつずつある。私の仙豆として、かばんに忍ばせておこう。手作りビスケットも少し。
水筒も買ったので、温かいお茶を淹れて持っていくつもりでいる。今のところ、候補はほうじ茶か三年番茶。お茶の選択ひとつにしても、昭和らしさが出ている気がする。


いつもお世話になっております。

・一泊用の下着
誤解のなきように。万が一、電車を逃したときのため。最終電車がびっくりするぐらい早い。もし乗れなかった場合、私は都会で一泊することになる。そのときのため、翌日もさわやかなスタートがきれるように清潔な下着ぐらいは持っておきたい。



ざっと書いてみた。
持ち物と言っても、これぐらいなんだろうか。

そんなわけはない気がするが、今のところほかに思いつかない。


そもそも学生のときに、何を持っていっていたかすら覚えていない。

平成、令和生まれの学生さんたちは、また全然違うものを持っていくだろうか。

これを読んでくださった愛すべき我らが昭和生まれの方を含む皆さまへ。これ忘れてるよとか、これがあると便利だよというものがあれば、是非教えていただきたい。


いろいろと不安もあるが、出たとこ勝負でいこう。

初日はクラスルームに無事にたどり着くことを目標としたい。

にゃー!







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