【バーナード嬢曰く。】ほんタメを思い出す4巻の感想
6巻→2巻→4巻
何故か偶数巻の感想を順不同で書いています。
感想
57冊目、59冊目と3巻に引き続きすっかり町田さわ子×神林路線ですね。おまけに51冊目では長谷川さんと遠藤が急接近しています。57冊目で遠藤に耳打ちする長谷川さんの頬が紅潮しているのが細かいです。別に恋愛要素は求めてないですが、遠藤の今の気持ちが知りたいですね。ただ、52冊目で神林が暴力系ヒロインに戻ったのは懐かしかったです(嬉しいとは言ってない)。最後の強めのツッコミは4巻44冊目で蚊を図書室の本で潰そうとしてデコピンされ「そう」になった時と2巻最後のカラー【粋】でした。
ほんタメを思い出す
6巻感想でもチラっと触れた読書チャンネルの『ほんタメ』ですが、4巻では2回も『ほんタメ』を思い浮かべる回がありました。
まずは49冊目の野崎まど先生の『2』。2巻の14冊目でも登場しています。
野崎まど先生は『ほんタメ』MCの一人・齋藤明里さんがよくオススメしている作家さんで、MC就任時はもう一人のMCヨビノリたくみさんが『タイタン』の書評動画を出してるくらい『ほんタメ』感ある作家さんです。
もう一つが53冊目の片手でスタイリッシュに本を読む方法です。『ほんタメ』で読書グッズの紹介をした時に似たような話が出てきました。
動画で紹介されたグッズの中で片手で本を読むのに適しているのは以下の2つです。「オープナー」や「ホルダー」といった単語がポイントです。
私が読書グッズとして意識的に使ってるのはブックスタンドです。技術書などメモを取りながら読書をするには欠かせないです。ゴムで固定するので劣化が不安でしたが2019年に買ってから3年経っても問題ありません。
変な言葉
44冊目でバターミルクという言葉が変だという話があります。
この後に「飲食禁止」の話があったので「防犯対策」のことを思い出しました。防犯の対策…犯罪者…?
公園の禁止事項に「禁煙」と書いてある看板とかも同じですね。
手帳選び悩む…
50冊目で『マイブック』と『文庫手帳』という書籍のような外見をした手帳が紹介されていました。
過去の記事からも分かる通り、私は『ほぼ日手帳』ユーザーです。ただ、『ほぼ日手帳』のリッチな機能を全て使いこなせてるとは言えないんですよね。『マイブック』や『文庫手帳』は値段が安価なので悩みどころです。『ほぼ日手帳』も本棚に並んでる分には普通の書籍っぽいので見た目は一緒なのですが…。
遠藤は小島監督が好きそう
小島監督は『メタルギア』や『デスストランディング』を手掛けたゲームクリエイターです。53冊目で遠藤の一番好きな作家が安部公房だと発覚するのですが、小島監督も『創作する遺伝子―僕が愛したMEMEたち―』で最も影響受けた作家として安部公房を挙げています。
2022年現在の小島監督の最新作『デスストランディング』が安部公房の『なわ』と関係していることは有名です。『なわ』は『無関係な死・時の崖』に収録されています。
遠藤が『デスストランディング』をグチグチ言いながらも楽しんでプレイしている姿が目に浮かびます。
インフィニティキューブがオススメ
55冊目で読書グッズとしてフィジェットキューブが出てきますが、私のオススメはインフィニティキューブです。カチャカチャ動いて格好いいですよ。どういうグッズか想像できない方は一昔前に流行ったハンドスピナーを思い浮かべていただければ分かるかと思います。
トイレで尻拭い
58冊目、トイレの話で『たったひとつの冴えたやりかた』を紹介するのは、トイレと尻拭いをかけてるんですかね?読んでいただければ何を言ってるか分かると思います。
ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの人生凄い。
4巻で最も好きな『モモ』
『モモ』いいですよね…。60冊目の町田さわ子が勧められた熱にうんざりして読んでこなかったという話も共感しました…。推薦内容が何だか説教臭いんですよね。読めば上手く説明しないと説教臭くなることは分かるのですが(遠藤もこの罠に嵌っていましたね)…。
この手の本は電子版ないと思っていたのですが、ありました。名著なので紙で持ちたい気持ちもありますが、「読みたい!」と思った時に読めるようにしたい本なので電子版オススメです。
読書家のマイナスイメージは描かない
神林がダイエットでジョギングする65冊目で思ったのですが、神林はコミュ障とか陰キャじゃなくて普通に読書が好きなだけのキャラなのが良いですよね。読書家のマイナスイメージは徹底的に避けて描かれてる作品なんだなと思いました。