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041_不明瞭な言葉をつかっていると、不明瞭な結果がでる。でもそれも時には優しいのかもしれない。《ビジネスぼやき》

ある、知り合いの会社さんから相談を受けている中で、こんな文章が届いたことがある。

ちょっと考えたんですが、まだ「計画自体」がふわっとしてるのでもう少しそっちを詰めてから「この先」の話をした方が一緒に提案する先のクライアントも実感湧くかな、と感じました。
なので、また良いタイミングでお声がけさせていただく、という流れで良いですか?

なるほど。こんな文章は、仕事の中ではよくあるものだ。
あるいは、本気度が低い、もしくは、私への信頼度が低いから、なのかもしれない。

それらの、「あるいは」の部分の思考をせずに、文章のことだけでいうと、この文章は私の基準ではNGで、この文章で仕事が進むことは一切ないと言い切れる。

それはなぜか?

「不明瞭で解像度が低すぎるから」だ。

どういう意味か。

ちょっと考えたんですが、まだ「計画自体」がふわっとしてるのでもう少しそっちを詰めてから「この先」の話をした方が一緒に提案する先のクライアントも実感湧くかな、と感じました。
なので、また良いタイミングでお声がけさせていただく、という流れで良いですか?

この、黒い文字が、僕の中でいう「不明瞭で解像度が低い言葉」だ。

情報量が増えないやり取りに、基本的に価値はない
なぜなら、やりとりというのは、適切な情報を増やし合いながら、解決までたどり着くゲームだからだ。

上記のふんわりしたやり取りを、もし私が書き直すならこうだろう。

昨日佐藤さんから提案を受けて、いくつか自分の担当するクライアントの進捗状況とも照らし合わせながら考えたのですが、今の時点では「計画自体」でいつまでに何を達成したいかというゴール、クライアントの意向など、汲み取れていない情報が多く、ヒアリングの時間が必要と感じました。例えば最短ですと、次の木曜日に定例会があるので、そこで最短でヒアリングをして、熱意や意向などを再確認して来ます
なので、木曜日の定例会直後か、その次の日に、ご連絡するという形でもよいでしょうか?

はっきりいう。
ここまで書かないと進まない。

我々は詩人ではない。
抽象的な言葉が重宝される場面も多いのは知っている。
ただ、いつでも明瞭さ、解像度をあげて話ができるのは大事だろう。

そのために、知識、執念、相手に不明瞭さを渡さない優しさ、など、磨き上げていきたいものである。

自戒もこめたぼやき

■筆者の情報

佐藤 天平 (さとう てんぺい)
1990年6月11日生まれ

《現在の仕事等》
ウェブ広告&集客支援のフリーランス
CMO代行
営業代行
タスクフォースチームの育成
新規事業をいくつか

《経歴》
愛知県安城市出身
大阪市在住

高専の機械工学科を卒業し重工業の会社へ

重工業の会社では「パケ・ホーダイ」のようなハチャメチャな仕事の仕方をしてしまい、病とともに退社

二度と機械と関わらぬ誓いを立て転身
・iPhoneアプリプログラマー
・外壁塗装アルバイト
・ブロガー
をへてウェブの可能性をしり

・ウェブ広告代理店

へ勤務

ものやサービスを買ってもらうのいろはを知るために

・フルコミッション営業マン

を経験。

ウェブ広告代理店勤務とほぼ同時にウェブのことでのフリーランス活動を開始し、2022年時点でウェブとの付き合いは10年になる。

ウェブ広告の知見をもとにそれらをさらに深化させつつ、デジタル人材を育て上げて日本の戦闘力を上げていきたいと思っている。

今の目下の注力プロジェクトは

株式会社プリエンド・マーケティングにおける
終活関連マーケットでのより良い価値の提供


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