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ソレイシィ先生の正義感に心打たれた!英語の学習について
皆さんこんにちは。
読書&英語について書いてみます。
今回、「難しいことは分かりませんが、英語が話せる方法を教えて下さい!」を読んでみました。
この本は、作者の大橋さんがNHKのテレビやラジオでもご活躍されたスティーブ・ソレイシィ先生に英語の勉強方法を学ぶという本です。
対話形式ですごくフランクな会話なので、とっても読みやすいと思います。
内容は初級寄りかなと思います。
内容自体というよりも、ソレイシィ先生の正義感に感銘を受けて、ここに書かずにはいられません。
実は内容自体はそれほど真新しいものではなく、
「英語を何のために勉強するのか?」(話せるため?)
「第二言語で英語を話す人の方が多いから細かいことを気にするな」
「指さしや簡単なワードで会話しよう」
とか、ネイティブ視点で英語の話し方を教えてくれます。
もちろん勉強方法についても記載があります。
私が書きたいのはそこではなくて、、、、
ソレイシィ先生の正義感
ソレイシィ先生が日本で英語を教え(続ける)ことになった理由にも関連するんですが、本書の途中で具体的な勉強方法に話題が移ります。
ソレイシィ先生は、英語が話せるようになるには、「オンライン英会話とスピーキングテストしかない」と繰り返し大橋さんに説明します。
大橋さんは尋ねます。
「他にはないのでしょうか?」
先生は答えます。
「他にはないよ」
大橋さんは尋ねます。
「どうしてそんなにオンライン英会話とスピーキングテストにこだわるのでしょうか?」
ここで来ました。
先生の正義感。
「今の日本の英語教育が正義に欠けているからだよ!」
来た。
ネイティブからの強烈な正義感。凄すぎる。
更にもう少し、先生は語ってくれます。
日本の英語能力の評価がおかしい
先生は、学校教育もおかしいと説きます。
日本の英語の試験はマイナーな英語のパズルを解かせる。
子どもは沢山の時間を使って一生懸命勉強している。
でも成績の良い子でも話せない。
大人は子どものことを想って、沢山のお金を塾などの教育に使う。
少しでも良い成績を取って欲しい、英語が話せるようになって欲しいと願って。
でも走っているレースがおかしいから、頑張っても話せるようにならない。
民間の教材がおかしい
さらに、民間の教材はもっとおかしいとおっしゃいます。
「これを聞くだけで英語が話せる」とか「2週間で英語が話せる」とか。
英語にコンプレックスがあったり、本気で学ぼうとしている人ほど、そういう教材を買ってしまう。で、結局話せるようにならないからまた諦めてしまう。
ソレイシィ先生曰く、日本人はやっぱり本当に勤勉で、英語の勉強を頑張っている人が多いそうです。
でも、なかなか話せるようにならずに苦労している人を見て、正義感のなさに対する憤りを感じているそうです。
胸打たれました
私には正直あるべき評価方法とか、あるべき民間の教材の謳い文句(セールストーク)とかは分かりません。
英語に限らず、こういったものには完璧なものはないと思うからです。
でもなぜでしょう。この先生の情熱を、憤りを、頑張っている学習者に対する視点を、読んだときに泣きそうになりました。
もはや、ちょっと泣きました。
家族よ、こんな不器用な努力を毎日続けているのを応援してくれてありがとう。
親もお金を使ってくれてありがとう。
沢山の英語学習に関する有益な情報をくれる人ありがとう。
先生ありがとう。
「正義が欠けている」というソレイシィ先生の言葉が適切なのかどうか、私には分かりませんが(皆、それぞれの正義を持ってやっているでしょうから)この言葉は強いですね。
胸を打つ言葉だと思います。
少々誤解を招くかもしなくても、「正義に欠けていると思った!」というのは強烈な力がありました。
この情熱のためだけにでも読む価値があると思います。
ではまた!
Have a good day!