不動産投資営業マンはなぜ自分でマンション経営をやらないのか
はじめに
不動産投資は、多くの人にとって魅力的な選択肢ですが、営業職として関わる人々の中にはこの分野に踏み込まない理由がいくつかあります。本記事では、その背景を探り、現状を分析します。特に、営業先の属性や融資の難しさ、職業の特性がどう影響しているのかを考察していきます。
1. 営業先の属性
不動産投資営業マンが直面する大きな課題の一つは、営業先の属性です。営業先のほとんどは上場企業や公務員、それに準ずる企業が中心です。これらの顧客層は一般的に安定した収入を持ち、一定の信用があるものの、不動産投資に対する関心が薄い傾向があります。特に、中小企業の場合、融資が通ることもありますが、条件が厳しくなりがちです。
例えば、金融機関が融資を出す際には、安定した収入が求められますが、中小企業の多くはこの点で不利です。そのため、投資の意思があっても資金調達の壁に阻まれ、結果的に行動に移せないケースが多いのです。
2. 現金購入の難しさ
不動産投資では、現金購入が理想とされています。しかし、実際には新築物件を現金で購入する人は非常に少数です。営業マン自身が現金を持っていないことが多く、資金力がない中での営業活動は限界があります。
データとしても、全体の投資家の中で現金購入を行う割合は低く、特に新築物件においてはその傾向が顕著です。現金購入を狙う営業マンがいても、実際に成約に至る確率は低いのが現実です。
3. 収入の安定性
不動産投資営業マンは、歩合給が多い職種であるため、収入が不安定になりやすいという特徴があります。多くの金融機関は、給与収入を重視し、安定した収入がないと融資を出し渋る傾向があります。特に、給与が高い社員は少なく、欲しい人がいても購入をためらうことが多いのです。
このような状況では、営業マン自身が不動産投資を行う余裕がなくなります。彼らが抱える経済的不安が、投資行動を抑制する要因となっているのです。また退職金がある会社はほぼ皆無です。
4. 業界の内情
不動産業界は、パワハラや離職率の高さといった問題を抱えています。このような背景から、金融機関も融資を出し渋ることが多いのです。特に、新参者の会社に対しては、融資が難しいという現実があります。
私の経験則では、投資用不動産を所有している営業マンは非常に少なく、1000人に5人程度という感覚です。これは、業界全体の収入の不安定さや、融資条件の厳しさが影響しています。住宅ローンを組んでいる人は多いものの、投資用物件に対しては慎重にならざるを得ないのです。実際はかなり私も営業マンや取引先で会ったことがありますが個人で所有していると聞いた事がある方は仕入れ担当ただ一人と私位なものです。1000人近くあってもです。当然言わない人もいるでしょうから全てではございませんが。
5. まとめ
不動産投資営業マンがこの分野に参入しない理由は、営業先の属性や融資の難しさ、収入の安定性、業界の内情に起因しています。やりたいと思っている人は多いものの、実際に行動に移せる人は少数派です。この現状は、悲しいですが、非常にリアルなものです。
不動産投資に対する理解が深まり、環境が整うことで、今後の状況が改善されることを願っています。
締めくくりがかなり残念なのですがこれが現実の為に欲しいけど融資がまず降りない属性なため考える自体が無駄になるのであまり私も話題になったことが無いのですがよくよく考えますとこのような感じではないかと推測します。
購入できる属性のお客様は羨ましいとすら私は思って接しております。
ただごくごく稀にですが相当稼いでいる人もいますので想像を絶しますが。
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